掲載日 : [19-03-13] 照会数 : 13475
新大久保「コリアンタウン」美化へクリーン事業団発足
[ 事業団発足を歓迎する吉住健一区長 ]
[ 街頭で携帯ゴミ袋を配布する関係者(大久保通り) ]
[ ゴミ持ち帰りキャンペーン(大久保通り) ]
昨年から一部マスコミを通じて食べ歩きグルメのポイ捨てを指摘されている東京の代表的な「コリアンタウン」新大久保で12日、「クリーン新大久保事業団」が発足した。新大久保駅前交差点での発足式には吉住健一区長、民団新宿支部からも曺明副団長が参席し、新事業団の発足を歓迎した。
構成は地元新大久保商店街振興組合(伊藤節子理事長)と在日韓国人総連合会(具哲会長)、新宿韓国商人連合会(呉永錫会長)の3団体。個別には13店舗の同胞経営者も参加している。
地元では地域の住民とボランティアで組織する「大久保・百人町地区クリーン活動」が毎月1回、大久保通りを中心に行われている。在日韓国人総連合会でも10年前から月1回、100人規模で地域美化活動に取り組む。新宿韓国商人連合会でもアルバイトを雇って週に6回、午前と午後の時間帯にゴミの回収を行っている。今後は事業団として毎週末、クリーンキャンペーン活動に組織的に取り組んでいく。
新大久保商店街連合会の伊藤理事長は「かなりきれいになった」という。新宿韓国商人連合会の鄭宰旭総長も「数年前から地域あげての美化の取り組みが根付き、新大久保周辺はきれいな街へと変貌を遂げている」と指摘している。
発足式を終えた参加者は用意した携帯用のゴミ袋1万個を街頭で配布しながら、「この袋で持ち帰りましょう」と呼びかけた。