康氏は「韓日の間では歴史問題による困難が続いているが、昨年は史上初めて年間1000万人を超えた人的交流にみられるように、両国関係のすそ野はいつにも増して広い」として、「韓日関係の改善に向けたモメンタム(勢い)をつくれるよう、外交当局間の対話を続けていく」との姿勢を示した。
北朝鮮の非核化問題を巡る交渉に関しては、「2月にハノイで開かれた朝米(米朝)首脳会談が合意なく終わって以降、多少小康状態にあるが、非核化や平和に対する変わりない南北・米の首脳の意志に基づき、外交努力は水面下で引き続き進められている」と述べた。
また、文在寅大統領が4回目の南北首脳会談の開催意思を示したことを取り上げ、「われわれの役割が一層重要になった」として、「こうした外交努力を通じ、早期の北との対話再開を模索する一方、非核化で実質的な進展を成し遂げるよう引き続き努力していく」と述べた。