掲載日 : [19-02-25] 照会数 : 12766
青年会新会長に鄭昇栄氏…新時代にふさわしい事業展開へ
[ 新会長としての抱負を述べる鄭昇栄会長 ]
[ 青年会のOBでもあり「次世代の育成」を強調した呂健二民団中央団長 ]
[ 新旧会長を囲む青年会中央代議員ら ]
青年会中央本部の第41回定期中央大会で鄭昇栄前副会長(30)が新会長に就任した。大会は23、24の両日、東京・港区の韓国中央会館で開催された。
民団中央本部からは呂健二団長が参席。学生会会長当時の2004年に青年会活動に転じ、最後は3年間の中央会長任期をまっとうした朴裕植氏に慰労の言葉を贈った。朴会長の副会長当時から反ヘイトスピーチ活動で連携してきた在日韓国人法曹フォーラムの李宇海会長も「感慨深いものがある」と朴会長の任期満了を惜しんだ。このほかにも林三鎬第2代会長をはじめとする多数のOBから青年会の今後の活動を期待する言葉があった。
新年度活動方針では、日本籍同胞も含めて、自らのルーツを確認するための本籍地訪問活動を全国レベルで展開することにした。重点としては「1人ひとりが自分を見つめなおし、知ること、そして全員が活動者になること」が「最大の目標」だ。その第一歩として「コリアン・ユース・アカデミー」を5月25~26日、関東地区周辺で開催し、「多様な人材の育成」をめざす。
役員改選では会長に鄭前副会長が単独で立候補し、満場の拍手で承認された。同じく新代表監査は呉碩周前組織部長(29)が就任した。鄭新会長は「青年会は2年前の結成40周年で新しい時代を迎えた。新時代にふさわしい事業に活動者全員で取り組んでいきたい」と抱負を述べた。呉新代表監査は「中央と地方が一緒になって事業を展開していこう」と呼びかけた。