協議は午後2時半ごろ始まった。天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に合わせた李洛淵首相の訪日(22~24日)を控えていることから、韓日間の懸案が広範囲にわたり取り上げられる見通しだ。具体的には、韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決や日本の対韓輸出規制強化、韓国の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定などについて意見交換するとみられる。
李洛淵首相は日本での安倍首相との会談を調整中。今回の局長協議で関係改善の糸口を見いだすことができれば李氏の訪日への期待が高まりそうだが、現時点では立場の違いを確認するだけに終わる可能性が高いとみられている。
局長協議は先月20日に東京で開いて以来、約1カ月ぶり。韓日間の対立は深まるばかりだが、両国は外交当局間の意思疎通は継続することで一致している。
一方、滝崎氏は金氏との協議に先立ち、北核問題を担当する外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と昼食を交えて会談し、韓半島情勢などを話し合った。
【聯合ニュース】