掲載日 : [23-07-07] 照会数 : 3618
キム・ヨナの金メダルを奪ったソトニコワ「ドーピング検査で陽性」発言波紋
[ リリア・アブラモワのYouTubeチャンネル キャプチャー ]
2014ソチ冬季五輪で釈然としない判定でキム・ヨナを抑えて金メダルを獲得した元フィギュアスケート選手のアデリナ・ソトニコワ(27)が当時ドーピングの陽性判定を受けたと発表し、波紋が広がっている。
ソトニコワは6日(韓国時間)、ロシア人インフルエンサーのリリア・アブラモワのユーチューブチャンネル「Tatarka FM」に出演し「2014年ドーピング検査で陽性判定を受けた」とし「私は2回目のテストを受けなければならず、幸いに2回目のサンプルで問題が発見されず懲戒を受けなかった」と話した。
ソトニコワのこのような言及は、2022北京冬季五輪当時、ドーピング波紋を起こしたロシアのフィギュア選手カミラ・ワリエワについて話していたところ出た。ソトニコワはインタビューの途中でロシア人だという理由で五輪でプレッシャーを感じていることについて質問され、本人の経験談を公開した。
ソトニコワの発言は大きな波紋を呼んでいる。ドーピング検査で陽性判定を受けたこと自体が薬物使用の疑いが持たれるのに十分だからだ。
ソトニコワは、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアの組織的な薬物使用の実態を調べた2016年ドーピング疑惑を受けたりもした。同年12月、世界ドーピング防止機構(WADA)のドーピングサンプルリストの資料で尿サンプルがき損されていたことが分かり、議論を呼んだ。
ロシアフィギュアスケート連盟のアレクサンダー・コーガン事務局長は、ロシアメディアとのインタビューで、ソトニコワの発言について「そのような話は初めて。事実ではない」と言い切った。
ソトニコワはソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで判定論議の末、五輪2連覇を狙っていたキム・ヨナを破って金メダルを獲得した。五輪以降、これといった成績を収めることができず、2018年に引退した。
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