掲載日 : [23-06-06] 照会数 : 4166
在外同胞庁が発足 尹大統領「同胞と母国の架け橋」
[ 「在外同胞庁」の発足式が5日、韓国の仁川の同庁庁舎で開かれた ]
[ 発足式に出席した尹錫悦大統領(左)と李基哲庁長 ]
世界各地に暮らす約750万人の在外同胞に関する政策を総合的に担う「在外同胞庁」の発足式が5日、韓国の仁川の同庁庁舎で開かれた。
この日の発足式には、尹錫悦大統領や朴振外交部長官、在外同胞庁の初代庁長・李基哲氏や国内の関係者、在外同胞団体の関係者など約100人が参加したほか、日本をはじめ世界各地に暮らす在外同胞約600人がオンラインで参加した。
尹大統領は「在外同胞の皆さんは母国と同胞社会が共に成長する機会の窓口を切望している。韓国はその期待に応えたい。同胞庁は在外同胞を保護し、支援していくのはもちろん、在外同胞と母国の間の交流と協力を促す懸け橋を担う」と強調した。
また、G7サミットのため先月に広島を訪問した際、在日韓国人被爆者と面会したことを取り上げ、「世界のどこにいようと同胞の痛みを癒やすのが国の責務だ」と指摘。近く在日韓国人被爆者を韓国に招く意向を示した。
発足式では、尹大統領から李基哲庁長への任命状と在外同胞庁の看板が手渡された。