掲載日 : [19-09-18] 照会数 : 10900
岩手で徴用韓国人犠牲者を追悼
[ 碑の前で韓日親善への決意を新たにする申百澈団長 ]
【岩手】第2次大戦中に徴用され、岩手県内各地で過酷な労働に従事した韓半島出身者を偲ぶ24回目の式典が11日、追悼碑の建つ県産業文化センター敷地内であった。
式典を主催した追悼碑管理委員会(樋下正信委員長)の調べによれば、死亡者のうち氏名が判明しているのは144人。氏名不詳で引き取り手のない遺骨を加えると全体で166人を数える。式辞を代読した伊澤昌弘事務局長は、「この追悼碑は2度と悲惨な戦争を繰り返すことのないよう世界平和のたとめに建立された」と述べた。
民団を代表してあいさつに立った申百澈岩手本部団長は「韓日は歴史認識の違いから関係が悪化しているが、われわれはどんな試練が来ても韓日の懸け橋としての役割を担い、明るい未来のために尽くしていく」と決意を述べた。
最後に参列者全員が献花した。