掲載日 : [23-04-28] 照会数 : 4230
尹大統領が米議会で演説「『自由の羅針盤』役割果たす」
[ 米上下両院合同会議で演説する尹大統領=27日、ワシントン ]
米国を訪問中の尹錫悦大統領は27日(現地時間)、米上下両院合同会議で演説した。演説のタイトルは「自由の同盟、行動する同盟」で、約40分間にわたり英語で行った。
尹大統領は「韓国は米国と一緒に未来に向かって進んでいく」として、「韓国は米国と共に世界市民の自由を守り、拡大する『自由の羅針盤』の役割を果たしていく」と強調しながら「われわれの同盟はかつてないほど強力で、繁栄している」とし、「韓米同盟は韓国の自由と平和を守り、繁栄を築いてきた中心軸」と強調。「70年間の同盟の歴史で両国は軍事安保協力だけでなく、経済協力も拡大してきた」として、「韓国の自由のため結ばれた韓米同盟は今や世界の自由と平和を守るグローバル同盟に発展した」と評価した。
ウクライナ戦争については、ロシアを名指ししなかったものの、「ウクライナ戦争は国際規範を破り、武力を使って一方的に現状を変更しようとする試み」とし、「韓国は正当な理由なしに行われたウクライナに対する武力攻撃を強く糾弾する」と述べた。そのうえで、「自由世界と連帯し、ウクライナ国民の自由を守り、復興を支援する努力を積極的に行う」との考えを示した。
北韓問題に関しては、「北の無謀な行動を確実に抑止するためには何よりも韓米の一致した意志が重要だ」として、「高度化している北の核の脅威に対応するため、韓米連携と共に韓米日3カ国の安保協力も一層加速させなければならない」と強調した。