掲載日 : [23-03-06] 照会数 : 4802
77回定期中央委 混乱回避へ書面決議に
「韓日改善」の機運に配慮
民団は2月22日に開催を予定していた第77回定期中央委員会を急きょ、書面決議に代えた。中央本部議決機関から「諸般の状況を勘案し、やむなく『書面決議』としたい」旨の要請があり、中央本部執行部としても2月16日に緊急中央執行委員会を招集して諮り、正式に決議した。
全国各地の中央委員には2022年度活動報告、決算、監査報告、23年度活動方針案、予算案などの資料を書面決議書とともに送付した。書面決議は10日の予定。各委員は期限内に書面決議書を返送することになる。
議決機関は「書面決議」に至った理由を次のように説明した。
民団内部の葛藤がおさまらず、昨年の第76回定期中央大会のときと同様に組織的な混乱・騒乱が引き起こされる可能性があることが強く懸念されること。
韓国中央会館では入場自体を制限することが困難であり十分な警備体制を整えることも難しい。
韓日関係の改善の兆しが見える中、韓日首脳会談を前に混乱・騒乱が生じ民団の威信が大きく傷つき、ひいては民団および同胞社会が混乱することがあってはならない。
当日は所謂、「竹島の日」であり、大使館や中央会館周辺で大きな騒動が想定されていること。