日本による植民地時代にロシア・サハリンに強制動員され、戦後も同地に取り残された韓国人犠牲者の遺骨14柱が7日、約70年ぶりに韓国に戻った。
この日、中部・忠清南道天安市の国立墓地「望郷の丘」で開かれたサハリンの犠牲者の遺骨返還・追悼式は今回で7回目。遺族や遺族団体、政府関係者、在韓日本大使館関係者などが出席した。
遺族代表は追悼の辞で、懐かしがっていた故国に父を迎えることができ心の片隅にあったしこりが少しは解けたようだと涙声で話した。
陳永(チン・ヨン)行政安全部長官は尹鍾寅(ユン・ジョンイン)次官が代読した追悼の辞で、「政府は今後も太平洋地域や中国の海南島など国外に強制動員された犠牲者を故国に迎えてこられるよう、遺骨の返還事業を強力に推進する」と話した。
植民地時代には多くの韓国人がサハリンに強制的に連れて行かれ、炭鉱や土木工事現場、工場などで過酷な労働を強いられた。
政府は2013年から今回まで合わせて韓国人犠牲者の遺骨85柱を韓国に迎えた。
【聯合ニュース】