掲載日 : [20-06-03] 照会数 : 10221
「シネマサロン 映画で出会う在日」在日韓人歴資料館企画展
[ 「在日」をテーマにしたポスターやチラシ(在日韓人歴史資料館企画展示室) ]
在日韓人歴史資料館企画展示室(韓国中央会館別館2階、東京・港区)で「シネマサロン 映画で出会う在日」が2日から始まった。同資料館が所蔵する約1500点の映像資料のなかから選んだ代表的な映画のポスター、チラシなどの関連資料を展示している。
ポスターでは「三たびの海峡」や「パッチギ」などを展示。「絞死刑」(大島渚監督、1968年)は在日韓国人問題とからめ、死刑制度の原理的問題に焦点をあてた作品。尹隆道さん(青年会中央本部初代会長)のありし日の姿をしのぶことができる。
パンフは「かぞくのくに」、「潤の街」、「ホタル」、「月はどっちに出ている」などで在日同胞ら有志から寄贈を受けた。「にあんちゃん」など多数のチラシは複写したもの。「血と骨」(梁石日原作)の台本は崔洋一監督のサイン入り。
1500点の映像資料は20個のカテゴリーに分類されいる。このなかには民団中央本部が企画した「民族大学」の講義風景も含まれている。希望すればいずれの映像も館内で鑑賞できる。企画担当スタッフは「映画を通して在日コリアンがどう描かれているのかを学んでみませんか」と呼びかけている。
企画展示室は入場無料。10時~17時30分(入館は17時まで)。在日韓人歴史資料館(03・3457・1088)。