掲載日 : [23-01-27] 照会数 : 4392
韓国男子ホッケー、13年ぶりW杯8強入り、25日惜しくもオランダに涙
[ 写真提供:大韓ホッケー協会 ]
辛奭敎監督が指揮する韓国チームは、23日(現地時間)インドのブバネスワルで開かれた2023年FIHオーデイシャホッケー男子ワールドカップ(第15回FIH男子ワールド・カップ大会)の10日目、8強進出決定戦のアルゼンチンとの試合で、5対5で引き分けた後、ペナルティ・ショット戦で、3対2の勝利をつかみ取った。
これで、世界ランキング9位の韓国は、25日に準々決勝で世界3位のオランダと4強進出をかけて戦った。
韓国男子ホッケーのW杯8強入りは、2010年大会の6位以来、13年ぶり。
2010年大会の時は12か国が出場し、6か国ずつ2組に分かれ、組別リーグを展開した後、各組2か国が4強に進出して、各組の3位から6位まではただちに順位決定戦を行う方式だった。
当時、韓国はA組3位で、5・6位戦に出てスペインに0対2で敗れ、6位となった。
韓国男子ホッケーのワールド・カップ歴代順位は、2002年と2006年の4位。
韓国がこの日退けたアルゼンチンは世界ランキング7位で、2014年のワールド・カップ3位、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでは金メダルを獲得したホッケー強国。
3クォーターまで3対4と押された韓国は、4クォーターの2分に再び1ゴールを入れられ、3対5と差を広げられた。
だが、4クォーターの5分にチャン・ジョンヒョン選手の得点で4対5に迫り、試合終了およそ4分を残してイ・ナミョン選手が劇的な同点ゴールを放ち、試合を振り出しに戻した。
続いてのペナルティ・シュートでは、イ・ジョンジュン、チ・ウチョン、チョン・マンジェ選手らが得点し、アルゼンチンを3対2でようやく振り切った。3対2で韓国が先行した状況で、アルゼンチン最後の第5シュートに立ったマルチン・ペレイロのシュートがゴールの中に入ったが、制限時間8秒を過ぎたものと判定され、韓国の勝利が確定した。
フィールド・ホッケーのペナルティ・シュートは、サッカーのようにすぐにシュートするのではなく、攻撃手がドリブルしながら入り、相手のゴール・キーパーと1対1の対決を通してシュートを試みる。
4年に一度開かれる男子ホッケーのワールド・カップ大会、今年の大会8強の対戦は、韓国‐オランダ、ベルギー-ニュージーランド、オーストラリア-スペイン、イングランド-ドイツの組み合わせで行われる。
韓国とオランダの準々決勝は、25日に繰り広げられたが、惜しくも1対5で敗退。
オランダは、ワールド・カップ大会で1973年、1990年、1998年と3回優勝しており、オリンピックでも1996年、2000年に金メダルを獲得している。
韓国とオランダの通算対決戦績は、韓国が7勝15敗と劣勢。2010年のワールド・カップ大会で2対1で勝った後は、5連敗を喫している。