掲載日 : [22-12-20] 照会数 : 4107
韓国人の66%「韓国文化は先進国レベル」
[ 文化体育観光部が公表した「2022年韓国人の意識・価値観調査」 ]
韓国人の約66%が、韓国の文化が先進国レベルと考えていることが19日、文化体育観光部が公表した「2022年韓国人の意識・価値観調査」の結果で分かった。
また結婚が必須だという認識は17.6%にとどまり、仕事と余暇生活では余暇を優先する傾向があることも分かった。
同調査によると、韓国文化が「すでに先進国レベル」という回答は65.9%を占めた。
韓国の大衆文化が「優秀だ」という回答は96.6%で、2008年の調査より43ポイント上昇した。
韓国の伝統文化が「優秀だ」という回答は95.1%、「韓国人であることが誇らしい」は89.8%、「韓国は住みやすいところだ」は90.4%、「韓国の歴史が誇らしい」は85.0%で、韓国と韓国文化に対する自負心が非常に高いことが分かった。
これに対して経済分野では61.1%が「先進国レベルとするには多少不十分だ」と回答し、政治分野では56.4%が「先進国レベルに大きく及ばない」と回答した。
生き方と関連しては43.4%が「未来より現在の幸せが重要だ」と答えた。年齢層が上がるにつれこのような認識が高まることが分かった。
国民の65%は全般的に「幸せだ」と回答し、63.1%は「最近の生活に全般的に満足している」とした。家族に対する満足度(82.3%)が最も高く、「所得・財産」は38.9%が「満足している」とし相対的に低かった。
結婚に対して、国民の17.6%が「結婚は必ずすべき」と回答し、1996年(36.7%)から続く減少傾向は変わらなかった。配偶者を選ぶ重要な要素は「性格」が1位で、初調査から変わっていない。
「婚前交渉を避けるべき」は「そうではない」が57.6%、「離婚してはならない」は「そうではない」が56.3%だった。「事実婚も結婚の一形態として認めるべき」という意見も67.3%に上り、個人の自由と権利を重視する傾向が高かった。
今年初めて行った質問の「成人すれば両親から経済的に独立しなければならない」については、80.9%が同意し、「両親の扶養義務」に対する肯定的な回答は51.2%で減少傾向を示した。
仕事と余暇のバランスについては「余暇に比重を置く」が32.2%で、「仕事に比重を置く」(30.9%)という回答よりわずかに高かった。3年前には「余暇より仕事」という回答が48.4%、「仕事より余暇」という回答が17.1%で、ワークライフバランスに対する自己決定性が高まったことが見て取れた。
自身の家庭の経済レベルについて、「中産階級より低い」という回答が57.6%で3年前の調査より2.2ポイント減少し、「中産階級」という回答は36.1%だった。
「韓国社会が最も優先して解決すべき問題」では、雇用(29%)、貧富の格差(20%)、不動産·住宅(18.8%)、少子高齢化(17.4%)の順になった。88.6%は「経済の二極化」が「深刻だ」と回答した。
あつれきが激しい集団は「進歩(革新)と保守」(89.5%)、「正規職と非正規職」(78.8%)、「富裕層と庶民層」(76.6%)の順となり、韓国社会の信頼度は39.8%だった。
希望する未来の韓国として43.4%は「経済的に豊かな国」を挙げ、44.1%は「難民を受け入れるべきか」について「そうだ」と肯定的な意見を示した。
北朝鮮についての認識は協力の対象(34.1%)、敵対する対象(26.5%)、警戒対象(17.9%)の順となり、非友好的な回答の割合が高くなった。南北統一の時期については「統一を急ぐ必要はない」が53.3%で最も高く、「必ずしも統一する必要はない」が36.6%、「できるだけ早くしなければならない」が10.1%の順だった。
今回の調査は世論調査会社の韓国ギャラップが文化体育観光部の依頼で、7月13日から8月24日に全国の成人男女5100人を対象に行なった。1996年に始まった同調査は2013年からは3年ごとに実施され、今年で8回目。
【聯合ニュース】