第100回韓国国体・ソウル大会が7日目(9日)を迎え、在日同胞選手団(呉公太選手団長)のメダル獲得は、金4、銀5、銅7個となった。
金メダルは大会3日目に行われた、スカッシュ女子の徐華英と翌日のテコンドー3種目。特にテコンドーに在日同胞は男女8種目中、7種目にエントリーしたが、金メダル3、銀2、銅2と全員がメダルを獲得した。
[左から趙大輝(男子58㌔級) 姜智海(女子67㌔級) 姜智奈(女子49㌔級) 姜亨来(男子68㌔級) 金秀範(男子80㌔級) 姜智蓮(女子57㌔級) 金信優(男子80㌔超級)]
金メダルは金秀範(男子80㌔級)、姜智奈(女子49㌔級)、姜智海(女子67㌔級)、銀メダルは姜亨来(男子68㌔級)、金信優(男子80㌔超級)、銅メダルが趙大輝(男子58㌔級)、姜智蓮(女子57㌔級)。
姜兄弟姉妹4人は幼少期からテコンドーの師範でもある父から手ほどきを受け、全員がメダルを獲得した。
金メダルが有望だったテニスは男女シングルス、ダブルス共に予選を順調に勝ち上がり準決勝に進出したが、決勝ラウンドの6日、豪雨のため試合会場がソウルから龍仁に変更し、試合形式も短縮ルールとなった。このアクシデントで在日同胞はペースがつかめず、男子シングルスの成耀韓、女子シングルスの崔菜月、男子ダブルス(成耀韓、韓成珉)がそれぞれ準決勝で敗退し銅メダル、女子ダブルス(崔菜月、尹栄淑)は決勝で在米同胞に敗退し銀メダルにとどまった。
[銀メダルの李仙(左)と銅メダルの梁慶地(右)]
卓球(8日決勝ラウンド)は昨年の覇者、女子の李仙が決勝に進んだが、在中国同胞に敗れ銀メダル、男女混合ダブル(李仙、梁慶地)も銅メダルだった。
[男子マスターズで銀メダルを獲得した呉亨錫(真ん中)]
[男子5人戦では銅メダルを獲得した]
[銅メダルの金賢淑、韓瞳(女子2人戦)]
ボウリングは10ゲーム合計点と勝利ボーナスポイントで競う男子マスターズで呉亨錫が銀メダルを獲得し、女子2人戦(金賢淑、韓瞳)、男子3人戦(呉亨錫、宋在豪、鄭煕燮)、女子3人組戦(金賢淑、韓瞳、黄聖姫)、男子5人戦(呉亨錫、宋在豪、鄭煕燮、韓新悟、金学均、姜直樹)がそれぞれ銅メダルとした。
[サッカーでは在ドイツ同胞チームを3-2で下した]
サッカーは5日の初戦、在日カナダ同胞戦を3-0で快勝した翌日、在ドイツ同胞との第二戦を3-2で接戦を制し2勝とし、準決勝進出たが、同組の在フィリピンも在カナダ同胞に勝利し勝ち点6で並んだ。この場合、警告・退場数に基づいて計算されるフェアプレー・ポイントで順位を決めるが両チームとも警告・退場無しのため、抽選の結果、在日同胞がグループ2位となり、準決勝進出を逸した。
今年から新たに加わった海外同胞の部の剣道は初戦、在米国同胞に1-3で敗退した。