「戦争賛美の教科書使用するな」
民団東京本部(李壽源団長)は16日、東京都教育委員会の浜佳葉子教育長に対し、「人権・平和・共生」の価値観を教える教科書採択を骨子にした「中学校歴史・公民教科書の採択に関する要望書」を提出した。
教育庁広報統計課の担当者は「皆さんの要望を教育長に伝える」と回答し、都教育委員会に教科書問題を要望したのは民団東京本部が初めてと明かした。
この日、都庁を訪れた金昌世副団長、李善旭文教部長らは「過度なナショナリズムやエスノセントリズム(自民族中心主義)に基づいた教科書ではなく、首都東京が国際都市として世界に誇れるようなものに」と指摘した上で ①近隣諸国を尊重し、国際社会の平和と連帯に寄与 ②ヘイトスピーチを助長し、戦争賛美、憲法改正を推進する歴史・公民教科書の不採択‐を要望した。
東京都教育委員会の次回の会合は7月25日。23日のホームページ上で採択日を広報する予定だと担当者が明らかにした。