掲載日 : [21-08-26] 照会数 : 8976
京都国際、サヨナラ勝ちで準決勝進出
[ 9回裏、1死二塁と好機で松下の右前安打で二塁走者の平野が一気にホームに還る ]
[ 好ゲームを広げた両校が試合終了後、健闘をたたえ合う ]
第103回全国高校野球選手権大会第13日の26日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝があり、初出場の京都国際高校(李隆男理事長、朴慶洙校長)が敦賀気比(福井)に3-2でサヨナラ勝ちし、京都勢では第87回大会(2005年)で準優勝した京都外大西以来16年ぶりに準決勝進出を決めた。
8回表に2点を許した京都国際だったが、直後に反撃する。8回、2本のヒットと死球で1死満塁とすると、3番・中川がフルカウントから押し出し四球を選んで、まず1点。なおも満塁で2年生の4番・森下が一ゴロの間に三塁走者が生還。同点に追いついた。
さらに9回、無死で平野が中前安打で出塁。ここで救援した左腕・竹松から植西が犠打を決め、1死二塁と好機をつくった。ここで松下が右前に会心の安打を放ち、ライトがもたつく間に二塁走者の平野が一気にホームに還って息詰まる接戦に終止符を打った。
投げては今夏の甲子園で初登板となった先発、平野が5回3安打無失点と快投。6回からはエースの左腕・森下が8回の2失点のみで踏ん張って、勝利につなげた。
京都国際の準決勝は28日、第2試合(11時半プレーボール予定)で智弁学園(奈良)と決勝戦をかけて戦う。