掲載日 : [22-09-06] 照会数 : 4892
台風11号 韓国南部浦項市で大きな被害
[ 浦項市内各地で浸水の被害(写真:SNSより) ]
[ 鉄鋼大手ポスコの製鉄所から火災が発生(写真:SNSより) ]
[ 氾濫した川水と共に建物が流された(写真:SNSより) ]
[ 海兵隊が市民の救助のために出動(写真:SNSより) ]
[ 地盤が緩んだ地域では山崩れが発生(写真:SNSより) ]
韓国の気象庁は6日、大型で強い台風11号が同日午前4時50分ごろ、韓国南部の慶尚北道巨済市付近に上陸し、同7時10分ごろ、南東部の蔚山沖に抜けたと発表した。
慶尚道の各地で1時間当たり30~110ミリの強い雨が降った。台風上陸後の午前5時からの2時間に慶尚北道浦項市は160ミリ、同道慶州市も153ミリの雨が降った。
雨の降り始めから6日午前10時までに378ミリの降水量を記録した浦項市では市内各地で浸水が確認されて、海兵隊が市民の救助のために出動した。避難所に移動中だった70代の女性が急に溢れてきた水にさらわれ命を失った。
地盤が緩んだ地域では山崩れで周辺住民が避難を容疑無くされ、氾濫した川水と共に建物が流された地域もある。
また、鉄鋼大手ポスコの製鉄所から火災が発生し、敷地内の2工場が影響を受けた。
韓国の中央災難安全対策本部は、台風11号による人的被害は死亡1人、行方不明2人と発表した。