掲載日 : [22-07-19] 照会数 : 6693
走高跳の禹相赫が世界陸上で韓国選手初の銀メダル
[ 写真:聯合ニュース ]
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韓国の男子走高跳界の看板スターであり、「スマイルジャンパー」の異名を持つ禹相赫(26、国軍体育部隊)が、韓国人選手として初めて、世界陸上で銀メダルを獲得した。
19日(日本時間)、米オレゴン州ユージーンのヘイワードフィールドで行われた「世界陸上オレゴン2022」の男子走高跳決勝戦で2m35を跳び、金メダルのムタ・エッサ・バーシム(31、カタール)に次ぐ銀メダルを獲得した。
これまで、世界陸上の男子走高跳で韓国人選手の最高成績は、1999年セビリア大会の李鎭宅の6位だった。
また、全種目合わせて世界陸上でメダルを獲得した韓国人選手は、男子競歩の金賢燮ただ一人。ただ、彼は2011年大邱大会の男子競歩20kmで6位入賞するも、金~銅メダルを独占したロシア人3選手がドーピング検査で禁止薬物成分が検出され、順位繰り上げで銅メダルを獲得した。
禹相赫は、昨年の東京五輪で記録した2m35に成功し、カタールのエサ・バーシムと金メダルを争った。
バーシムが1回目の2m37で成功するも、禹相赫は失敗。ここで逆転をめざし、2回目を2m39までバーを引き上げて挑戦したが失敗し、惜しくも銀メダルにとどまった。
バルシムは、東京五輪の金メダリストでもあり、世界選手権3連覇を達成した。
禹相赫は昨年の東京五輪で2m35の韓国記録を打ち立ててトラック・フィールド歴代最高の4位に入った。今年2月、チェコ・フストペチェで開かれた世界陸上連盟室内ツアーで2m36をクリア。3月ベオグラード世界室内陸上選手権では2m34で韓国人選手初の優勝に輝いた。世界最高の選手が招待されるダイヤモンドリーグでも2m33をクリアして金メダルを獲得した。