掲載日 : [22-04-28] 照会数 : 7033
政策協議団が民団幹部らと懇談 次期政府、韓日関係改善へ地ならし…
[ 韓日政策協議代表団との懇談会で、在日同胞団体を代表してあいさつする呂健二団長 ]
[ 冒頭であいさつする政策協議団団長の鄭鎮碩国会副議長 ]
[ 岸田首相に尹錫悦次期大統領の親書を手渡す政策協議団 ]
尹次期大統領が政策協議代表団派遣…民団幹部ら同胞団体と懇談
尹錫悦次期大統領が日本に派遣した「韓日政策協議代表団」(以下、政策協議団)が24日、東京に到着し、28日までの滞在中、日本政府関係者らと面会し、韓日関係の改善に向けた地ならしを進めている。
政策協議団は鄭鎮碩国会副議長を団長に、韓日議員連盟幹事長の金碩基議員(副団長)、尹徳敏元国立外交院長、朴喆熙ソウル大国際大学院教授、外交部北東アジア局長を務めた李相徳氏ら7人で構成。
27日には民団をはじめ、韓人会など在日同胞団体の指導者と午餐会を兼ねた懇談会を持った。民団からは中央本部の呂健二団長、朴安淳議長、金春植監察委員長、孫京翼常任顧問、李壽源東京本部団長、劉代永婦人会中央会長、趙成允在日韓商会長。このほか、具哲在日韓人会中央会長、金奎煥新宿韓国商人連合会長、金光一民主平和統一諮問会議・日本副議長、金宰郁在日韓人会長などの在日同胞団体代表あわせて11人が参席した。
政策協議団団長の鄭鎮碩国会副議長は「韓日関係の悪化で、最も苦労されたのが在日同胞だということをよく理解している」としながら、「日本の主要人物と会い、韓日関係改善のための建設的な面談を続けている。面談では一人も欠かさず、韓日関係をこのまま放置してはならない。早期に韓日関係を望ましい方向に作り上げるようお互いに努力しなければならないと話した」と説明した。
在日同胞を代表して呂団長は「韓日関係は在日同胞にとって死活問題。尹錫悦次期大統領には大きな期待を寄せている。日本の友人たちも改善し始めたと反応している」と、韓日関係改善への兆しに期待を寄せた。
4泊5日の日程で今月24日に来日した政策協議団は、岸田文夫首相(26日)、森喜朗元首相(26日)、林義正外相(25日)、岸信夫防衛相(25日)などと会談した。
◆岸田首相に親書
岸田首相との会談では、1998年の「韓日パートナーシップ共同宣言」を継承・発展させることを目指す内容が盛り込まれた尹錫悦次期大統領の親書を手渡した。
岸田首相は、「ルールに基づく国際秩序が脅かされている現下の国際情勢において、韓日関係の改善は待ったなしだ」と述べた。