掲載日 : [22-03-18] 照会数 : 7370
大統領執務室の移転先候補 外交部建物か国防部庁舎に
[ 外交部が入居する政府ソウル庁舎別館(左)と国防部庁舎=(聯合ニュース) ]
尹錫悦次期大統領が17日、大統領執務室の移転先についてソウル市竜山区にある国防部庁舎内か、外交部が入居している同市中心部・光化門近くの政府ソウル庁舎別館内の2カ所に絞り込んだ。尹氏の報道官が明らかにした。尹氏が青瓦台(大統領府)からの執務室の移転について公にするのは初めて。
尹氏の報道官・金恩慧氏は18日の記者会見で、青瓦台(大統領府)にある大統領執務室の移転について、「春の花が散る前には国民に青瓦台を返す」と述べた。
尹氏は17日、政権引き継ぎ委員会の委員らと会議を開き、執務室の移転先の候補を外交部が入居している光化門近くの政府ソウル庁舎別館と竜山区にある国防部庁舎の2カ所に絞り込んだ。委員らは18日午後、2カ所の現場調査を行う予定だ。金氏は「外交部庁舎であれ国防部庁舎であれ記者室は大統領が執務する建物にあると思う」と述べ、メディアとの接触を強化する方針を表明した。
今後の日程については、「最も重要な公約だったため、コンセンサスが必要だ」として、「現場調査を行い、いろいろな意見を集めて議論するプロセスを経る」と説明。移転の趣旨に関しては、「韓国の歴史上、絶対権力の象徴だった青瓦台から出るということ」として、「その権力を国民に返すもの」と改めて強調した。
また、移転費用を巡り、現与党「共に民主党」が1兆ウォン(980億円)以上かかると主張したことを否定し、「国民の大切な税金を(使うことについて)十分真剣に考えている。無駄遣いしない」と言明した。
【聯合ニュース】
記事原文
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220318001200882?section=news