掲載日 : [22-03-25] 照会数 : 7480
「サッカーW杯最終予選」韓国がイランに快勝
[ 写真:KFA ]
[ 先制点を決めたキャプテン孫興民(英・トットナム)・写真:KFA ]
[ 得点後喜ぶ金英権(蔚山現代)・写真:KFA ]
2022年サッカーワールドカップ・カタール大会アジア最終予選A組の韓国は24日、ソウルワールドカップ競技場で宿敵イランと対戦し2―0で快勝した。
A組の最終予選は、全世界を襲った新型コロナウイルスの影響でほとんどの試合が無観客で行われてきたが、この日は観客席を100%開放した。ソウルワールドカップ競技場には試合開始前から赤いユニフォームを身にまとった多くのファンが集まり最終的には6万4375人が韓国代表を見守った。
試合開始早々、キャプテン孫興民(英・トットナム)を中心に、黄喜燦(英・ ウルヴァーハンプトン )と 黄義助(仏・ボルドー )が激しくイランを攻めたが得点にはならず、中盤では李在成(独・マインツ)、 権昶勲(金泉尚武)が安定的に試合を引っ張った。主軸の選手2人がコロナで出場できなかったイランは、堅い守備ラインを守りながらエースのアズムン(独・レバークーゼン)を使ったカウンター攻撃を仕掛けてきたが、韓国守備の要である金玟哉(トルコ・フェネルバフチェ)にことごとく阻まれた。
0-0で迎えた前半47分、相手陣営でボールを奪った孫興民が強力なミドルシュートで先制ゴール。観客6万4375人は歓喜に沸いた。実力を見せつける無回転シュートを決めた孫興民は最終予選で4点目を記録し得点ランキング首位に立った。
後半に入ってもイランを攻め続けた韓国は後半18分、李在成のパスからDFの金英権(蔚山現代)が相手のゴールネットを揺らして2-0で快勝した。 すでに本大会出場を決めている韓国は7勝2分けで勝ち点を23に伸ばし、A組の首位に立った。
韓国がイランに勝利したのは11年ぶり。 2011年、カタールで行われたAFCアジアカップ8強戦(1-0の勝)以来、7試合(3分け4敗)の間、イランに一度も勝てなかった。 ホームでイランを破ったのは2005年以来、17年ぶりのこと。 イランとの歴代戦績は10勝10分け13敗となった。