掲載日 : [22-04-06] 照会数 : 9604
韓国ハンドボールがプロリーグ化…来年開幕へ準備進める
[ 崔泰源会長とハンドボール韓国男子代表 ]
[ コリアリーグ女子の試合 ]
大韓ハンドボール協会は5日、ハンドボールのプロリーグ推進委員会を発足させ、現在の実業団リーグをハンドボール・コリアリーグと改称し2023-24シーズンからプロリーグとして運営すると、6日発表した。
プロリーグ推進委員長は、ソン・ジンス協会首席副会長兼KHエネルギー会長が就任した。推進委員会は協会内部の人材と外部の専門家で構成し、①リーグ統合マーケティング戦略を含めたプロリーグマスタープランの樹立②マーケティング子会社の設立および運営③ハンドボール連盟(仮称)の設立④プロリーグ運営計画の樹立など、今後約1年6カ月間を経て、ハンドボールプロリーグ発足の作業を進める。
同協会は2011年から、従来のハンドボールフェスティバルをハンドボール・コリアリーグとして運営しながらプロ化をめざし、2013年には女子部新人ドラフトを新設した。また、2018~2019シーズンからリーグを冬季に運営するなど、プロ化に向けた歩みを続けてきた。
これで冬季室内スポーツとしてはバスケットボール、バレーボールに続きハンドボールもプロ化の仲間入りを果たすことになった。
同協会は「今後発足するプロリーグを統合マーケティングを基調とする韓国型シングル・エンターテインメントモデルとして運営する」とし「これは連盟が球団およびリーグのすべての財産および所有物(スポンサー、ライセンス、メディア)をマーケティング子会社を通じて統合管理し、多様な収益創出活動を推進し、球団は選手団および試合運営だけに集中する方式だ」と説明した。
現在、ハンドボール・コリアリーグには男子6チーム、女子8チームが参戦している。推進委員会では「男女実業団チームと緊密に連携し、プロリーグの成功に向けて努力する」と明らかにした。
大韓ハンドボール協会は、「崔泰源会長が昨年の再任の際、『ハンドボールビジョン2030中長期発展戦略』の主要課題であるリーグ先進化へ方策を示唆した」とし、「10年以上続いてきたコリアリーグの長所と短所を分析し、現場や外部専門家の意見聴取、ハンドボール発展や底辺拡大の可能性などを考慮し、現在の実業団リーグをプロ化することが、韓国ハンドボールを一段階跳躍させるきっかけになると判断した」と、プロ化への背景を説明した。
また「ハンドボール・プロリーグの成功を通じてハンドボールが代表的な冬の人気スポーツに跳躍するとともに、成人選手の競技力向上による国家代表競争力強化、ハンドボールビジョン提示によるエリート選手需給及び底辺拡大寄与の効果を期待している」と付け加えた。