掲載日 : [22-04-07] 照会数 : 6461
大統領執務室移転 国防部が引っ越し準備を本格化
韓国政府が6日の臨時閣議で、尹錫悦・次期大統領が進めるソウル市内の青瓦台から同市竜山区の国防部庁舎への大統領執務室移転のための予備費支出を決定したことを受け、国防部も本格的に引っ越しの準備に着手した。
同部関係者は、早ければ7日にも引っ越し業者と契約を結ぶ見込みだと伝えた。契約後、同部の指揮部署と軍合同参謀本部を除く竜山営内の機関・部署が順次引っ越す予定だ。
指揮部署と合同参謀本部は韓米の合同指揮所演習が終了する今月28日以降に引っ越すという。合同指揮所演習は韓米による定例の合同軍事演習の本演習で、18~28日に実施される。
引っ越しはまず、大統領執務室が入る国防部本館(新庁舎)の5階以上に入居している部署が営内の国防部別館(旧庁舎)などに移る予定にしている。
本館2~4階にある国防部の長官室や国防政策室、企画調整室など主な指揮部署は、今月末以降にすぐそばの合同参謀本部の建物に移る計画だ。これに伴い、合同参謀本部の一部の部署が営内の他の建物などに分散配置されるという。
国防部本館の改装作業は、同部の指揮部署と合同参謀本部の一部組織が移転する今月28日以降に行われる予定。尹次期政権への移行を準備する政権引き継ぎ委員会と国防部は、大統領執務室が国防部庁舎に入れるのは尹氏の大統領就任後の6月末ごろと見込んでいる。
政府はこの日の臨時閣議で、大統領執務室移転のための予備費360億ウォン(約36億5500万円)の支出を決定した。
【聯合ニュース】
記事原文
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220406001400882