掲載日 : [19-06-07] 照会数 : 13781
第64回 顕忠日 追念式「同胞の生活守り韓日親善」誓う
第64回顕忠日追念式が6日、港区の韓国中央会館で営まれ、戦没者遺家族と東京を中心とした民団と傘下団体幹部ら160人が参列した。式典に先立ち、在日学徒義勇軍として犠牲になった135人を慰霊する中央会館前の「忠魂碑」に呂健二団長と南官杓駐日大使が代表献花を行った。
追念式では、6・25韓国戦争(1950年~53年)時、在日学徒義勇軍をはじめ、祖国を守るために犠牲になった英霊を追悼。呂団長は献花後の追念辞で「犠牲となった在日学徒義勇軍を決して忘れない」と哀悼の意を表しながら、「私たちは北韓が早期に核を完全に廃棄し、韓半島に明るい未来が訪れることを願っている。民団73年の歩みは自由民主主義と平和統一に寄与してきた歴史であり、これからも在日同胞の安全と生活を守り、次世代育成と韓日友好のために努力していく」と決意を示した。
南大使は「今、私たちが享受している自由と平和、民主主義の繁栄は、殉国先烈の犠牲の上に築かれたものだ。その愛国心への感謝の意を心に刻み、韓国をより発展させていくことを今一度誓うべきだ。戦争のない平和な祖国をつくりあげ、韓半島の平和と共同繁栄のため、心を一つにして前進していくことが殉国先烈の犠牲と献身に報いる道である」と述べた。
駐日大使館の金成學国防武官や崔暎培総領事、民団東京本部の李壽源団長をはじめ、参列者一同が献花し、式典は厳粛に執り行われた。