掲載日 : [20-04-16] 照会数 : 7916
<韓国総選挙>与党単独だけで180席圧勝…改憲を除いてすべてが可能に

[ 李鍾杰共に市民党常任選挙対策委員長(右)が15日、選挙総合の状況ボードに当選ステッカーを貼っている。左側は李海チャン共に民主党代表。 ]
共に民主党と比例政党である共に市民党が第21代総選挙で単独で国会全体議席(300席)の5分の3に当たる180席を確保した。未来統合党・未来韓国党は300席の中で103席にとどまるものとみられる。
単一政党を基準に全体議席の5分の3を上回る巨大政党が総選挙を通じて誕生したのは1987年民主化以降前例がなかった。国会5分の3を確保すれば単独で迅速処理案件(ファストトラック)法案の処理が可能だ。改正国会法である先進化法も無力化することができる。与党は改憲を除いた立法活動で野党の反対を抜け出してほとんどの権限を行使することができるようになる。
投票結果、予測を超える民主党の圧勝に帰結されて文在寅政府執権中盤期に入って政局は第20代国会とは質的に違う局面になるものとみられる。
16日午前7時現在、全国平均開票率99.6%基準で民主党は地方区163カ所で、統合党は84カ所で先頭を占めている。正義党は1カ所、無所属候補は5カ所で1位になった。
また、比例代表投票開票率は96.3%で、これによると未来韓国党が19席、共に市民党17席、正義党5席、国民の党3席、開かれた民主党3席が予想されている。
市道別ではソウル49地域の中で41カ所で民主党が1位を占めた。統合党は8カ所にとどまった。最大激戦区だったソウル広津(クァンジン)乙では高ミン廷(コ・ミンジョン)民主党候補が呉世勲(オ・セフン)統合党候補をかろうじて破って当選を確定した。
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