掲載日 : [21-05-17] 照会数 : 8811
所謂 「民団中央正常化委員会」 についての公文発信
民団中央本部では5月14日付けで地方団長、中央傘下団体長宛てに「民団中央正常化委員会」についての公文を発信した。以下、公文全文。
所謂「民団中央正常化委員会」なるものが結成され、民団中央本部を誹謗中傷する言動が続いています。民団組織を分断させるものであり、組織防衛の立場からこれ以上放置できないものです。所謂「民団中央正常化委員会」なるものを即刻解散するよう求めます。各地方本部、傘下団体におきましては、本団規約・規定を無視したこれらの誤った言動に同調せず、民団組織を守る立場から、冷静かつ常識的な対応と自重をお願い申し上げます。
記
1.所謂「民団中央正常化委員会」の解散を求める理由
(1)規約上の問題
①選管規定に則り、事実関係を慎重に調査・審理してきた選管を誹謗中傷
②副議長の誤った議事進行を正し、これ以上の混乱を避けるため、規約(65条)に則り大会を再続会し三機関長の選出を宣言した議長に対する誹謗中傷
③厳正な選挙管理をした選挙管理委員会と規約に則り大会運営をした議長を不当に攻撃し続け、規約・規定を恣意的に解釈して民団組織の秩序紊乱を煽っています。規約・規定を遵守しない言動は本団の破壊活動に等しいものです。
(2)組織上の問題
①この間(中央大会の団長選挙をめぐり)、規約規定に則った中央の措置・決定に従わず、事実の曲解と誤まった規約規定の解釈により、民団組織を分断させる、所謂「正常化委員会」なるものを主導して、民団中央本部を誹謗中傷し、各級組織を混乱に陥れている言動は組織防衛上、決して看過できないものです。
②任泰洙選挙事務所及び支援者たちによる、立候補取消の事実関係に関連する過失・欺瞞を糊塗し、問題をすり替えて、民団組織の分断と混乱を意図的に増幅させています。
③また「民意」という言辞を使って虚偽の事実を流布し、誤った規約・規定の解釈によって各級組織を扇動し、内外に民団の権威を貶めています。
④潔く任氏の過失と虚偽による敗北を認め、いたずらに分断を煽るのではなく、一日も早く組織の結束を図るべきであります。
(3)対外的な問題
①民団組織を意図的に混乱させている一連の言動は、民団だけの問題ではなくなっており、日本社会の信用と信頼関係にも影響しています。日本の法治や規範、常識的な対応を無視するような民団は日本社会から孤立してしまいます。
②去る4月28日に、呼びかけ人代表らが日本に駐在する本国メディアを呼んで記者会見をし、民団組織内部の騒動を拡散しました。組織の《危機》をあげつらい《混乱》を外部にさらして、誰を利するのでしょうか。紛糾団体におとしめようとする行為は、これまで築いてきた民団の歴史を破壊するに等しい愚行であります。