掲載日 : [21-06-02] 照会数 : 10501
渋谷マルイ「江原道マーケット」好評で会期延期
[ 「韓国商品館」の一角に設けられた「江原道マーケット」(東京・渋谷マルイ) ]
東京の渋谷マルイ1階、韓国コスメや韓流グッズを扱う「韓国商品館」の一角に4月から「江原道マーケット」が開設され、静かな人気を呼んでいる。当初1カ月間の一時的設置だったが、好評のためマルイが9月まで延期した。おしゃれなファッション雑貨を中心とする渋谷マルイが食品を扱うのはこれが初めて。
取り扱い製品は江原道特産のゴンドレ(朝鮮あざみ)のナムル、スケソウダラを真冬に干してそのうまみを凝縮したファンテ、伝統的なおやつでビールのつまみにもピッタリなブガク、テンジャングク、有機農茶など合わせて20数種類。
廉価なスーパーではなく、デパートでの販売とあっていずれも高品質。店員の話では「お値段は安いほうではないが、一部の商品はすぐに完売し、入荷待ちになった」。リピーターも目立つという。コロナ禍で外に出る機会が少ないだけに「高くてもいいものを」という消費者の心をつかんだようだ。
仕掛け人は東京・新宿に事務所を置く江原道日本本部(姜秉直本部長)。同事務所は江原道地域のイメージアップをめざし、兵庫にも阪急OASIS阪急三宮店の一角に入店。4日には大阪の阪急OASIS福島ふくしまどおり57店にも店を構えた。
姜さんは江原道から1月、3代目本部長として日本に地遣された道庁公務員。道内18の市・郡と緊密に連携し、中小企業の海外進出をサポートしている。結婚相手に日本人の夫人を迎えたほどの親日家。「江原マーケット」を日本全国に拡大するのが夢だ。江原道日本本部の文美炫部長も「きっとそうなりそう」とエールを送った。