今回のBIE訪問には政府側から汎政府誘致企画団の団長を務める兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長など7人が、釜山市側から朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)市長など8人が参加した。
立候補申請は首相名義で書かれ、韓国が構想する釜山万博の概要や、釜山の紹介、開催に向ける政府の意思などが盛り込まれた。
一行は申請文書提出後、BIEのケルケンツェス事務局長と面談する予定だ。この席で朴市長は釜山市長として誘致に向けた意思を表明し、釜山の強みや魅力、市民の熱意などを伝える。政府代表として参加した兪氏も国を挙げて誘致を目指す意思を表明し、BIEとの協力関係を強調する計画だ。
立候補申請文書を提出すれば、他地域との本格的な誘致合戦が始まる。
29日にオンラインで開かれるBIE総会で万博のテーマや構想を説明し、釜山を紹介する映像を披露する予定だ。
釜山万博のテーマは「世界の大転換、より良い未来に向かう航海」だ。
政府と釜山市は来年上半期に最終誘致計画書を提出し、2023年にはBIEの調査団による現地調査などが行われる。また政府と釜山市はこれに先立ち、誘致支援団を構成。金栄柱(キム・ヨンジュ)前韓国貿易協会会長が委員長を、5大グループのトップらが共同副委員長を務める。
23年11月に169の加盟国による投票が行われ、2030年の万博の開催地が最終決定する。
世界が注目する大イベントである五輪、サッカーワールドカップ(W杯)、万博をすべて開催した国はこれまでに6カ国あり、韓国で万博が開催されれば7カ国目になる。
4月に立候補文書を提出したロシア(モスクワ)をはじめ、中国(鄭州)、イタリア(ローマ)、スペイン(バルセロナ)、フランス(パリ)などが競争相手になる見通しだ。
【聯合ニュース】
記事原文
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210622004200882?section=news