掲載日 : [21-07-02] 照会数 : 8693
韓国は難敵のイランと同組…W杯アジア最終予選
サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選の組み合わせ抽選が1日(日本時間)、マレーシア・クアラルンプールで行われ、10大会連続出場を目指す韓国はイラン、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、シリア、レバノンと同じA組となった。B組は日本、豪州、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナム。
最終予選はホーム&アウェー方式の10試合。9月(2、7日)、10月(7、12日)、11月(11、16日)、2022年1月27日、2月1日、3月(24、29日)に行われる。
アジアの出場枠は4・5。各組2位まで出場権を獲得し、3位同士によるプレーオフの勝者が大陸間プレーオフに回る。
世界ランキングによって、韓国代表は事前にポット2に割り振られ、ポット1の日本代表かイラン代表のどちらかと当たることが決まっていた。
韓国と日本が同グループとなれば、アジア最終予選で6大会ぶりとなり注目されていたが、これは実現せず。また、史上初のW杯最終予選進出を実現し、「ベトナムの国民的英雄」となった朴恒緒監督率いるベトナムとのグループ入りも実現されなかった。
グループAで唯一東アジア所属の韓国にとっては対戦国すべてが中東勢という厳しい組み合わせだ。特に、相性の悪いイランと同組に入ったのは不運と言える。
韓国はイラン相手にとりわけ弱い。歴代対戦成績は31試合で9勝9分13敗と劣勢。2011年アジアカップ(カタール開催)の準々決勝で勝利したのを最後に、直近6試合で2分4敗と一度も勝利していない。
特に、アウェーでは一度もイランに勝てておらず、直近2つのドローも韓国ホームで行われた試合だ。このため、韓国国内では「同じポッド1なら日本の方が良い」という見方も一部ではあった。
ベント監督は組み分け抽選の結果後のインタビューで「容易なグループはない。それでもわれわれは厳しいグループに入ったと思う」と述べた。
従来通り、ホームアンドアウェーで行われる場合、気候や芝生、ホームの雰囲気など、最悪の環境を誇る中東でのアウエーゲームを5回戦わねばなければならない。
ベント監督が「厳しい組」と評価した理由とみられるが、「レバノン、イランとは対戦の経験があるが侮れない相手だった。本選出場へ選手たちと最善を尽くす」と述べた。
◆韓国の日程(H=ホーム、A=アウエー)
9月2日=イラク(H)
9月7日=レバノン(A)
10月7日=シリア(H)
10月12日=イラン(A)
11月11日=UAE(H)
11月16日=イラク(A)
2022年
1月27日=レバノン(H)
2月1日=シリア(A)
3月24日=イラン(H)
3月29日=UAE(A)