掲載日 : [21-07-07] 照会数 : 8757
民団の救援活動を追体験…宮城で青年会東京「在日同胞青年セミナー」
[ 講師陣とファイティングポーズをとる青年会員たち ]
[ 当時の救援活動などを語る李根茁副団長と金亜貴さん ]
東日本大震災から10年…当時の団長と青年会長講師に
【宮城】青年会東京本部(高慈美会長)は3、4日の両日、宮城県仙台市で「在日同胞青年セミナー」を開催した。
テーマは「東日本大震災から10年」。当時、宮城本部の団長として被災地域で救援活動を展開した李根茁民団中央副団長と金亜貴・前青年会中央本部副会長(元宮城本部会長)を招いて、当時の救援活動内容や体験談などを交えた教訓などを聞いた。
李副団長は当時の救援活動を記録した写真集を資料として配布しながら説明。自ら被災者でありながらも本部と支部の役員、そして被災地区の隣県地方や全国の民団が協力しながら団員と同胞の安否確認をはじめ、避難所での炊き出しや飲料水、食料、衣服など、救援物資の配達に昼夜を問わず動いた「民団の団結力」を痛感したと力説した。
そのうえで、教訓として最も大切だと悟ったのは、なによりも団員と同胞の名簿だったことを強調した。
参加者は「とても勉強になった。仲間同士の支え合いが大切だと痛感した」と述べていた。
講演後は地元、青年会宮城本部(池智子会長)との懇親会を持ち、翌日は被災地でもあった松島地区でフィールドワークをした。
マイストーリー幹部9人が発表
講演に先だって参加した9人の青年会東京幹部らがそれぞれのマイストーリーを発表した。