金振杓会長(与党「共に民主党」)をはじめとする韓日議連の一行はこの日訪日し、合同幹事会に出席した。
幹事会には韓日議連から金会長のほか、金碩基(キム・ソクキ)幹事長(「最大野党「国民の力」)、金漢正(キム・ハンジョン)常任幹事(共に民主党)、全恵淑(チョン・へスク)女性委員長(同)が、日韓議連からは衛藤征士郎会長代行(自民党)、河村建夫幹事長(同)、中川正春運営委員長(立憲民主党)、井上義久副会長(公明党)、白眞勲未来委員長(立憲民主党)などが出席した。
衛藤氏は会議の冒頭で、両国がアジアの平和と安定に多大な貢献をしているとし、アジア全体の平和と安定のためにさらに努力しなければならないと話した。また、両国は東アジアの安定と平和のための礎石であると強調した。
金会長は旧日本軍慰安婦被害者や日本による植民地時代の強制徴用被害者を巡る賠償判決、日本の対韓輸出規制、東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出など両国関係の懸案について触れた上で、対話で解決できる部分から解決すべきだと提案した。
また「外交の基本は現状維持」とし、韓日関係がさらに悪化しないよう状況を管理することも重要と強調した。
河村氏は、1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が未来志向の両国関係の構築に向けた意思などを盛り込んだ「韓日共同宣言」が発表されたことに触れ、両国は未来のために対話する必要があると指摘した。
金幹事長は「韓日両国が会うこと自体に意味がある」とし、今回の合同幹事会が難しい韓日関係を打開する機会になることを期待すると述べた。
日韓議連の額賀福志郎会長(自民党)は新型コロナウイルスに感染したため、出席しなかった。
韓日議連の訪日は昨年11月以来、約8カ月ぶり。当時、金会長らは菅義偉首相と面会した。今回は1泊2日の短い日程のため菅首相と面会するのは難しいとみられる。
【聯合ニュース】
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