掲載日 : [21-07-27] 照会数 : 10155
「署名」結果をふまえ公文など発信…中央執行委員会決議事項
臨時中央大会開催を求める署名確認の結果をふまえ、21日開催された第3回中央執行委員会の決議事項の公文「第55期第3回中央執行委員会決議事項通知」が27日付けで各地方本部と中央傘下団体宛に発信した。あわせて中央執行委員長名による「所謂『民団中央正常化委員会』の解散勧告」と朴安淳議長名による「李壽源『代表』によるフェイクニュース発信について」を同封した。
第55期第3回中央執行委員会決議事項通知(公文)
2021年 7月27日
臨時中央大会の開催を求める署名確認の結果を踏まえ、7月21日開催された第55期第3回中央執行委員会の決議事項を下記のように通知します。これらの決議事項に従い、今後、本団組織の結束と一層の発展のため、本団の綱領と宣言と規約に則り、大同団結していくことを各級組織に周知徹底の程お願いします。
記
Ⅰ.第55期第3回中央執行委員会 決議事項
1.中央議決機関による臨時中央大会を求める署名確認結果を認定する。
2.所謂「民団中央正常化委員会」の解散を勧告する。
3.署名確認結果に対し、権限を逸脱した中央監察機関の文書発信は容認できない。
Ⅱ.臨時中央大会の開催を求める署名確認結果について
1.「本人自筆署名確認書」確認結果
①7月19日、議決機関主導のもと、監察機関が立ち会い、返送された『本人自筆署名確認書』を確認した結果、241通であることが確認された。但し、これには議長宛に直接郵送されていた署名の撤回を求める13通は含まれていない。
②議決機関では、署名確認書が過半数に満たなかったため、個人情報保護等の観点から開封しないという判断をした。
③中央執行委員会には中央委員の同意を得て、中央議長、副議長が同席し、臨時中央大会を求める署名確認の経緯と結果について説明した。
2. 議決機関の措置
①大会構成員(中央委員・代議員在籍数522名、過半数262名)の過半数に達していないため、規約第13条に基づき、臨時中央大会開催を求める署名は却下し、無効とした。
②今後、本件の趣旨に関連した臨時中央大会の開催については、一事不再議の原則に従い、今期(55期)において再度取扱わないこととした。
3. 経緯(議決機関)
①6月24日
臨時中央大会の開催を求める署名308名分、預かり(未開封)
②7月5日
臨時中央大会の開催を求める署名308名中、285名分を有効と認め、仮受領。議決機関主導のもと、執行、監察機関、所謂「正常化委員会」が立ち会い、合意する。
③7月7日
署名者285名に対し、本人の意思で署名したかどうかを確認する『本人自筆署名確認書』を送付。
④7月15日
所謂「正常化委員会」が議決機関の署名確認作業は無意味で無効と一方的に主張する文書を発信する(*所謂「正常化委員会」の議決機関を誹謗する文書は、議決機関との申し合わせをみずから破るものであり容認できない)
⑤7月19日11時
郵便局留めとした『本人自筆署名確認書』(返送必着7月18日)を中央副議長2名と中央職員3名が受領。(*郵便局止めの署名確認書は受け取りに行く前に監察機関に伝え、郵便局では議決機関とともに複数の中央職員が立ち会い受け取っており、不正の余地はない)
⑥7月19日13時
議決機関主導のもと、監察機関が立ち会い、返送された『本人自筆署名確認書』が241名分であることを確認する。
4. 今後の措置と対応について
1.議決機関公文「臨時中央大会開催請求署名 確認結果」*7月19日発送済
2.組織の結束
〇第55回定期中央大会をめぐる混乱の収束
*開催を求めた200余名の中央委員・代議員の意思を尊重し、地方協議会、地方役員会議等で意見交換や対話を通じて誤解を解き融和に努める。
〇分断・弱体化の動きを克服し、組織の結束と信頼回復に努める。
〇本団の目的(綱領・宣言) に集中する活動を取り戻し、全国的な一体感を醸成する活動を展開。
〇危機の時こそ、小異を捨てて団結し、本団の存在意義を高める。
Ⅲ.所謂「正常化委員会」に対する解散勧告について
1.解散勧告
中央執行委員会は『臨時中央大会を求める署名』確認の結果を踏まえ、所謂「正常化委員会」の速やかな解散を勧告することを決議した。
2.解散勧告の理由
①所謂「正常化委員会」の目的である『臨時中央大会を求める署名』が過半数に達せず、結果及び結論が出たことにより、その目的が終わったこと。
②規約に従って、これ以上の組織混乱を招かないこと。民団中央本部を誹謗中傷する言動を止め、大同団結し民団組織の結束を図ること。
Ⅳ.権限を逸脱した中央監察機関の文書発信について
署名確認結果を尊重せず、誤った情報を拡散して組織の結束を損なう恐れのある監察機関の文書発信は監察機関の権限を逸脱した越権行為であり、中央執行委員会として容認できないことを決議した。
Ⅴ.出席中央執行委員(24名中、22名出席)
呂健二(中央団長)、鄭夢周(中央副団長)、呉英義(中央副団長)、金泰勲(中央副団長)、李根茁(中央副団長)、金勇光(中央副団長)、徐元喆(事務総長)、李清鍵(事務副総長)、李元徹(大阪団長)、金泰煥(兵庫団長)、朴茂安(愛知団長)、李順載(神奈川団長)、李相鎬(福岡団長)、李英俊(広島団長)、金政郁(宮城団長)、劉代永(婦人会長)、趙成允(韓商会長)、鄭昇栄(青年会長)、景民杓(埼玉前団長)、金鎮得(千葉前団長)、薛幸夫(鳥取常任顧問)、李宇海(法曹フォーラム弁護士)
*同席 朴安淳(中央議長)、朴容正(中央副議長) -以上-
団長 呂健二(中央執行委員会委員長)