掲載日 : [20-08-13] 照会数 : 11485
ひと夏の思い出づくり…千葉と佐賀でオリニ交流
[ 子どもたちのハングル書道を見守る高炳佑団長(千葉) ]
[ 白地の太極旗に彩色する子どもたち(佐賀) ]
オリニ夏季学校で伝統文化に挑戦…千葉韓国教育院
【千葉】千葉韓国教育院(李淳任院長)は1日、千葉韓国会館で「オリニ夏季学校」を開催した。
この日は韓国語を中心とする普段の「土曜学校」と趣向を変え、伝統文化に慣れ親しむ特別カリキュラム。ハングル書道とソグム(小笛)を体験し、ひと夏の思い出づくりに励んだ。民団千葉本部から高炳佑団長と卞鐘彦同常任顧問が差し入れのお菓子をもって激励に駆けつけた。
ハングル書道では「サラン(愛)」や「ナラ(国)」などから好きな文字を選び、何回も練習を重ねたうえで韓国うちわに書き入れ、自分だけのオリジナルを制作した。次のソグム(小笛)はフルートに似た国楽器で、全員が初体験。李院長が模範演奏を披露した。
最後はトゥホ(投壺)やユンノリなどの民俗ノリチーム対抗戦に夢中になっていた。終了後、全員にお菓子の入ったプレゼントが贈られた。
民団佐賀と長崎合同オリニ交流…保護者の絆も強く
【佐賀】民団佐賀本部(朴弘正団長)は7月26日、唐津市で「オリニ夏季交流会」を開催した。民団長崎本部(姜成春団長)との共催。オリニと保護者ら75人が参加した。両本部は2015年から夏季交流事業で連帯し、オリニばかりか保護者、民団役員間の絆を強くしている。
開会式で朴団長が「一人でもいいからチングの名前を憶えて次回会った時には親しく呼びかけましょう。来年は新しい仲間も増えるでしょう。期待してください」と呼びかけた。
ある若い夫婦は「長い梅雨とコロナ自粛で元気がなかった子どもが喜んでいる姿がうれしい」と目を細めていた。別の保護者は「昨日は友だちと海のことを考えて眠れなかったみたいでした」と話していた。
4歳のこどもを連れて参加した新定住の保護者夫妻は「民団はこんな楽しいことをしているんだ」と驚いていた。