掲載日 : [21-04-20] 照会数 : 10843
在日3世が活躍…柔道アジア・オセアニア選手権
[ 男子73㎏級と団体戦で金メダルを獲得した安昌林(写真=IJF 今年1月の2021ドーハ・ワールドマスターズで) ]
[ 個人戦でメダルを獲得した在日同胞選手。左から金知秀、金琳煥、趙睦煕。金知秀と金琳煥は団体戦で金メダルを獲得した(写真=IJF) ]
9日まで、キルギスタン・ビシュケクで開催された柔道のアジア・オセアニア選手権で韓国代表として出場した在日同胞3世男女4選手が大活躍を見せた。
まず、男子73㎏級の安昌林は無難に決勝戦まで勝ち進み、決勝戦ではソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)を一本背負い投げを決め、世界ランキング3位の実力を発揮して優勝。東京五輪への準備を着々と進めた形となった。
女子57㎏級の金知秀(世界ランキング22位)は決勝戦で中国のルー・トンジュアンを攻め込んでいたが、指導3回をとられ惜しくも反則負けで優勝を逃したが銀メダルを獲得した。
男子66㎏級の金琳煥(世界ランキング11位)と女子63㎏級の趙睦煕(世界ランキング31位)も奮闘した。金琳煥は準決勝でウズベキスタンのサルドル・ヌリラエフに体落としで1本負けしたが、3位決定戦で豪州のネイサン・カッツを果敢攻め込み指導3回の反則勝ちで銅メダルを獲得。趙睦煕は準決勝で豪州のカタリナ・ヘッカー(同20位)に、だきわかれで技ありを決められ敗戦。3位決定戦で大内刈りでフィリピンの渡辺聖未を破り、銅メダルを獲得した。
また、安昌林、金琳煥、金知秀は混合団体戦に出場。カザフスタンとの決勝戦で接戦の末、4-2で優勝した。