掲載日 : [21-04-20] 照会数 : 8570
京都国際にセンバツ出場の募金を伝達…民団、3000万円を超す
【京都】京都国際高校の第93回センバツ高校野球出場を祝して、全国から民団中央本部に寄せられた支援募金が3111万7187円に達したことがわかった。このうち、1800万円以上が民団京都本部からのものだった。これ以外にも民団のホームページや「民団新聞」を見て、学校に直接支援金を持参したり、振り込んだ例も多かったという。
支援募金(目録)は民団中央本部に代わって京都本部の金政弘団長が16日、李隆男理事長にを伝達した。金団長は「甲子園で韓国語の校歌が流れて、同胞社会に感動を与えてくれてありがとうございました。京都国際高等学校野球部の発展と、次の甲子園出場のために有効に使ってください」と述べた。
李理事長は「多くの方々から支援をいただき、心から感謝申し上げます。試合当日は応援席で久しぶりに再会できた同胞の方も多く、昔の活気や同胞の温かさを実感した。私自身、なかなか味わうことができない貴重な経験をさせてもらった」と振り返った。
朴慶洙校長は「今回の甲子園出場でいちばん変わったことは、野球部メンバーの成長だとあらためて実感している。野球に対する姿勢が以前とはまったく違っている。夢の甲子園に出てみて、甲子園に出るということの大きさに気づいたのではないか」
京都国際高校は近畿地区の一般枠代表で唯一の甲子園初出場。柴田(宮城)を相手に延長戦の末、歴史的1勝をあげた。伝達式には京都国際学園か金安一副理事長兼野球部後援会長、金永哲副理事長兼任野球部後援副会長らが参席。民団中央本部から徐順子文教局長が同席した。