掲載日 : [21-04-28] 照会数 : 12703
傘下団体新体制、相次ぎ発足…婦人会・青年会・学生会
[ 新たに選出された傘下団体長(上段左から婦人会の趙顕子広島会長、李美姫滋賀会長、崔八重子千葉会長、崔明美島根会長、趙清美京都会長。下段左から趙泰輝青年会愛知会長、宋太揮青年会兵庫会長、閔秀智学生会中央会長、金千穂学生会大阪会長、鄭涼奈学生会愛知会長) ]
民団の傘下団体、婦人会、青年会、学生会の各地方本部でも役員改選を含む地方大会・委員会が開催された。婦人会では5地方本部で青年会は2地方本部、学生会は中央本部と愛知、大阪の地方本部でそれぞれ役員改選が行われた。婦人会ではコロナ禍のため、予防措置を執り、書面決議に代える地方が目立った。一方、昨年大半が書面決議に代えた青年会では防疫対策を講じながら、基本的にはリモートも含めて対面方式で開催した。
婦人会…5本部で会長選出、「コロナ」踏まえ活動推進
◆地方大会(改選)
【滋賀】婦人会滋賀本部(李美姫会長)の第26期定期地方大会は15日、民団滋賀本部会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で、単独候補の李会長を再選した。
監査には金貞淑(前総務部長)、金且鶴(再選)、金玉彩(再選)の3氏。副会長は南好子、李甲伊、趙正順の3氏が留任した。総務部長は金聖恩氏(前総務次長)。
中央本部から劉代永会長らと民団滋賀本部の金東凡団長と、朴茂順監察委員長が参席した。李会長は「皆さんの力を借りながら、今後3年間、楽しい婦人会作りに尽力していく」と抱負。
第21回地方委員会では①全国大研修会の参加②敬老セミナーの開催③歴史研修会などの活動方針を決めた。
【広島】婦人会広島本部(朴南珠会長)の第27期大会は18日に民団本部会館で開かれ、新会長に趙顕子前副会長を選出した。大会前に行われた第33回定期地方委員会では全国研修会への積極参加、連帯行事開催などの活動方針を決めた。
【京都】婦人会京都本部(金和子会長)の第42期定期地方大会は22日、市内のホテルで開かれ、新会長に単独候補の趙清美氏(前監査)を選出した。監査は朴貞子(前総務部長)、金幸子(前副会長)、金玉連(前財政部長)の3氏。副会長は朴紀蛍氏(留任)。総務部長は崔芳子氏(前総務次長)。
趙新会長は「支部と連携を密にし尊敬され、日本社会に誇れる婦人会にしていきたい」と抱負。
中央本部から劉代永会長、金貞子副会長(埼玉)、民団京都本部の金政弘団長ら3機関長が参席。
中央本部の劉会長は、6月の全国研修会について「顔を合わせることが大切。規模は縮小するが、万全な予防対策のもと多くの会員に参加してほしい」と呼びかけた。
金団長は「婦人会とともにこれからも切磋琢磨し、次世代育成に尽力していこう」と激励した。
第33回定期地方委員会では①全国研修会への積極参加②文化教室の強化③オリニ・ジャンボリー支援などの活動方針が承認された。また、洛東、丹後両支部の閉鎖と地方委員・代議員数を96人から83人に変更した。
【島根】島根本部(崔明美会長)の第6回定期総会は14日に開催。崔会長を再選すると共に、コロナ禍の中でも民団とタイアップしながら、活動可能な事業を積極的に展開していくことを確認した。また、全国研修会への積極参加やニューリーダー育成も強化していくことを決めた。
【千葉】千葉本部(崔英子会長)の第22期地方大会は14日に開催。新会長に崔八重子副会長が選出された。
◆地方委員会
【愛知】婦人会愛知本部(李玉順会長)の第23回定期地方委員会は22日、名古屋市内で開催。
李会長は「コロナ禍の中、多くの行事が延期・中止しているが、防疫対策をしながら、出来ることから少しずつ活動していこう」と呼びかけた。
活動方針は①10月に婦人会創立70周年記念式典開催②12月に卓球大会の開催③全国大研修会への積極的参加など。
【大阪】婦人会大阪本部(朴米子会長)の第33回定期地方委員会は15日、コロナ禍により書面決議に代えた。
朴会長は「小さな活動でも継続していくことで、大きな活動に繋げていこう」と述べた。
活動方針は①全国研修会の積極的参加②韓国伝統料理教室やフラワーアレンジメント教室の継続開催③コーラス部や古典舞踊などの文化活動④卓球部積極推進など。
【兵庫】婦人会兵庫本部(崔和代会長)の第30回定期地方委員会は、27日、書面決議で採択した。活動方針は6月の婦人会中央本部主催の全国大研修会への参加など。
崔会長は「民団の行事に協力しながら、活動していく」と述べた。
【奈良】婦人会奈良本部(李鍾任会長)の第33回定期地方委員会は24日、奈良韓国人会館で開催。中央本部の劉代永会長はじめ民団奈良本部の李勲団長らが参席した。李会長は「コロナ禍の中でも皆さんのおかげで開催できた。有意義な場にしよう」とあいさつ。
活動方針は①民団各事業への協力②全国大研修会の参加③各地方本部とのブライダル積極推進など。
【和歌山】婦人会和歌山本部(河春子会長)の第33回定期地方委員会は25日、書面決議で採択。
河会長は「今年は少しずつ活動できるよう、予防対策を万全にし、民団と協力しながら尽力していこう」と述べた。
活動方針は、全国大研修会の参加、支部の高齢者団員宅訪問など。
◆青年会…全国行事に積極参加
青年会各地方本部の大会が3月から4月にかけて開催された。2地方本部で役員改選が行われた。各地方とも活動方針ではコロナ禍対策を講じながら、オンラインを最大限活用した行事や全国行事であるKYA(コリアン・ユース・アカデミー)への積極参加や連帯強化などを掲げた。
新会長に趙泰輝氏
【愛知県本部】(金寛幸会長=43回・改選)
3月28日に民団愛知県本部会館およびオンライン形式で開催。各原案を可決。新会長に趙泰輝氏、代表監査には金寛幸前会長が選出された。
趙新会長は「青年会としての経験は浅いが、新たな気持ちで青年会にアプローチをしていきたい」と抱負を述べた。
新年度活動方針は①全国方針への積極参与②次世代育成事業の開催を重点方針としたほか、①大衆組織としての基盤強化②民族意識喚起による組織強化③宣伝・情報の充実化④韓日連帯事業の開催⑤ハングル月暦の積極販売・配布⑥民団事業への積極参与など。
新会長に宋太揮前副会長
【兵庫県本部】(權亮洛会長=44回・改選)
3月27日、兵庫韓国文化教育院で開催。
各原案を可決。新会長に宋太揮前副会長、副会長に姜竜基前総務部長を選出。代表監査には李宇央前監査が選出された。
宋新会長は就任の挨拶で「青年会に参加してから多くの経験を積み、たくさん学ぶことができた。僕が学んだことを後輩たちに伝えていきたい」と抱負を述べた。
重点方針は全国方針KYAへの積極参与、組織拡大役員会の設置、定例会の開催。
オリニ事業推進
【東京本部】(高慈美会長=46回・非改選)
3月25日に韓国中央会館で開催。各原案を可決。重点方針はオリニ事業2021の開催、青年セミナーの開催、在日同胞青年交流会の開催など。
KYAに積極参加
【山梨県本部】(鄭ドンソル会長=15回・非改選)
4月14日に民団山梨県本部で開催。各原案を可決。重点方針は①組織活性化②青年の連帯強化③全国方針のKYAへの積極参加。
留学生との交流も
【宮城県本部】(池智子会長=43回・非改選)
4月17日にオンライン形式で開催。
各原案を可決。重点方針は①定例会の開催②本国留学生および民団とのコミュニティー強化③各種イベントへの参加④新規会員の獲得強化⑤全国方針への積極参与など。
フィールドワーク開催
【大阪府本部】(尹祉惠会長=43回・非改選)
3月28日に大阪韓国人会館で開催。各原案を可決。重点方針は組織向上事業として滋賀フィールドワーク、沖縄研修。同胞青年連帯強化などを掲げた。
連帯行事を強化
【福岡県本部】(李将浩会長=45回・非改選)
3月28日に民団福岡県本部で開催。各原案を可決。新年度方針はKYAへの積極参加、青年連帯事業推進など。
休会を宣言
【長崎県本部】(崔幸平会長=13回・改選)
3月26日に民団長崎県本部で開催。各原案を可決。次期会長が不在のため2020年度大会を持って休会を宣言した。
◆学生会…そろって女性会長
中央…新会長に閔秀智氏
在日韓国学生会中央本部(郭玹瑀会長)は11日、韓国中央会館内の学生会事務室で第49回定期総会を書面決議に代えて開催し、新会長に閔秀智氏(都留文科大学)を選出した。代表監査は前会長の郭玹瑀氏。
新型コロナウイルスの関係で昨年に続き、今年も書面決議で総会に代えた。
大阪店…新会長に金千穂氏
【大阪】学生会大阪本部(許慎会長)の第49回総会は11日、民団大阪本部会館に役員のみ出席し書面決議で総会を開き、新会長に金千穂氏(大阪国際大学)を選出した。代表監査は許慎氏。
愛知…新会長に鄭涼奈氏
【愛知】学生会愛知本部(高晧央太会長)の第37回総会は3月30日、民団愛知本部会館で開催。役員のみ出席した。新会長に鄭涼奈氏(名古屋女子短期大学)を選出した。代表監査は田寿輝氏(名古屋大学)。