掲載日 : [21-05-12] 照会数 : 8668
幹部活動者育成へ交流の活性化図る…青年会全国会長会議オンラインでワークショップも
[ オンラインも加えハイブリッドで開催された青年会全国会長会議 ]
青年会中央本部(鄭昇栄会長)では9日、韓国中央会館会議室で第91回全国会長会議と幹部活動者ワークショップを開催した。新型コロナウイルスの関係で、会場には中央執行部が参加し、オンライン会議システムの「Zoom」を活用し、ハイブリッド形式で開催した。中央執行部と7地方本部から会長が参加した。
地方大会も含めこの間、地方本部を巡回してきた鄭会長は冒頭、「コロナ禍から1年が経過し、昨年度は全国的な交流やつながりを持つことが不足した。そんな中でも、地方本部会長の皆様は臨機応変に対応し、リモートを中心とした事業を開催してくれたことに感謝している」としながら、「今年度は対内の磨き上げを第一の目標とし、皆さんが青年会に参加したきっかけを思い出し、幹部や幹部候補に伝える機会をたくさん作っていこう」と呼びかけた。
全国会長会議では、総務、組織、企画事業、宣伝の各部から、活動状況の報告と予定事項が説明されたあと、今年度活動方針の柱でもある①幹部活動者育成活動②KYA(コリアン・ユース・アカデミー)③人権擁護活動④ハングル月暦の制作と幅広い配布⑤広報・宣伝態勢の拡充とインターネット活用⑥「アンニョンブログ」の活用などについて、説明があった。
とくに重点方針の幹部活動者育成では、「2021幹部活動者育成プロジェクト」として、幹部活動者ワークショップをリモート開催も含めて、年内に5、7、10、12月の4回開催する。研修内容は①青年会綱領・宣言②在日韓国人の歴史③青年会の歴史④人権問題⑤青年会とはーなど。
また、幹部候補の発掘と育成を目的とした「KYA」も6、8、11月の3回開催する。
あわせて日本社会において、ヘイトスピーチ・ヘイトクライムが依然として猛威を振っていることをふまえ、青年会対内での意識強化を強め、当事者性をもって人権擁護活動を継続展開するため、①定期的な対内学習②人権セミナー開催③目的を同じとする団体との共同歩調模索を展開していく。
このほか、コロナ禍の影響により、青年同士が直接顔を合わせられない期間が続くと見込まれることから、ネットのカを駆使し、広報の在り方を見直し、新しい形で情報の展開を目指すことでも意見を共にした。
会議後、ワークショップと続いたが、中央執行部と地方会長、地方幹部あわせて15人が参加した。今回のテーマは①青年会とは②今年度活動方針推進計画など。
鄭会長は「今回の講義で学んだことを地方幹部や幹部候補者にしっかりと伝えてほしい。地方ごとに様々な課題があると思うが、向かうべき目標は全国共通だ。幹部が自主的に学び続け、夢を持ち続けて10年後、20年後に向けて方針を推進しよう」と締めくくった。