掲載日 : [21-06-10] 照会数 : 11705
韓国W杯最終予選へ スリランカに快勝…故柳想鐵氏への追悼も
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[ 故柳想鐵氏の現役時代の背番号「6」のユニホームを掲げ、哀悼の意を表する韓国代表 ]
2022FIFAワールドカップ(W杯)カタール・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選の韓国代表対スリランカ代表戦が9日に行われ、韓国が5-0で圧勝し、2位レバノンがトルクメニスタンに2-3で敗れたため、勝ち点差は3となり、13日に行われる直接対決で韓国が引き分け以上で1位突破が決定する。
13日に行われる2位レバノン代表との最終戦に9点差以上で敗れれば2位に転落することになるが、その場合でも2位の成績上位5チーム(本来、上位4チームだが、開催国のカタールが組1位となったため)に入って最終予選に進むことが確定している。
韓国は前半15分にFW金信旭が先制し、同22分にMFイ・ドンギョン、同43分には金信旭がPKを決めて追加点を奪い、前半を3-0で折り返した。
後半18分にはFW黄喜燦、同32分にはFWチョン・サンビンが得点を重ねた。
この日、韓国はFW孫興民をはじめ、トルクメニスタン戦のスタメンから10人を入れ替える、事実上の「Bチーム」で臨み、ベスト11は休養となった。
最終予選進出が確定したのは日本代表とシリア代表に続いて3チーム目。今月15日までに行われる2次予選の結果で進出チームが出揃い、組み合わせ抽選は24日に予定されている。
◆故柳想鐵氏に「6分黙祷」の追悼
この日の試合前に、7日に亡くなった、故柳想鐵氏への追悼が行われた。
韓国代表選手たちは哀悼の意を込め、黒のアームバンドを腕に着用。ベント監督をはじめとするコーチングスタッフも、左胸に黒色のリボンを付けた。追悼映像の上映や黙祷が行われた。
また、試合開始から6分間、柳想鐵氏の背番号6番を称える意味で韓国サポーターの「レッドデビルズ」も応援を止め「6分沈黙」の追悼を行った。
試合後の会見でベント監督は「彼に捧げる勝利だった。単純なスコアではなく、真剣に試合を戦った。最後までプロらしい姿を見せることが重要だと思った。当然、韓国サッカー界にとって辛い時間が続くだろう。心からお悔やみ申し上げる」と述べていた。