掲載日 : [20-11-24] 照会数 : 9965
韓日関係改善へ努力…民団が韓日議連代表団と懇談会
[ 日本政界との面談内容を報告しながら民団へ協力を求めた韓日議員連盟の金振杓会長 ]
民団中央本部では13日夜、都内のホテルに来日していた金振杓会長ら韓日議員連盟一行8人を招き晩さん会を開いた。
民団から呂健二団長、朴安淳議長、呉龍浩大阪団長、劉代永婦人会中央会長、金春植監察委員、鄭夢周副団長、徐元喆事務総長、韓国大使館側からは金安那総領事、崔恩圭立法官が参席した。
呂団長は「今、韓日関係は本当に厳しい状況にあるが、こういう時こそ未来に向けて動き出すべき」としながら、「韓日問題の中に在日同胞もいる。韓日議連一行が菅首相や各政党代表らと会談し意見交換することは私たち在日同胞も期待が膨み、韓日関係が一歩前進することを願う」と述べた。
金会長は「コロナ禍がまだまだ続いているが、年内に日韓議連議員らと意見交換し、関係改善を図りたいと訪日した」とし、「関係の悪化によって民団をはじめとする在日同胞のみなさんが辛い思いをしていると思うと胸が痛い。一歩も前進できず停滞しているのは政治家らに責任があると思う。菅首相や日本の政治家らと意見を交換し、発想を転換し、多角的な見地で交流を進めていくことを提案した」と報告した。
文在寅政府出帆以来、この2年間、悪化した韓日関係の改善に向けて両国が外交ラインを通じて議論を重ねってきたことも説明しながら、「これからは両国の政治指導者、両国首脳が選択と決断を下す時だ」と言及した。 また、「平昌五輪で見せた日本の支援に対し、今度は韓国が東京五輪を支援する番だ」とし、「東京五輪協力特別委員会」を韓日議連内に構成し、来年の民団の新年会の時にそのメンバーと来日し各界各層の関係者らとともにセミナーなどを開く計画だと説明した。
金会長は合わせて、「両国の交流協力拡大には民団の役割が欠かせない。良いアイディアがあれば積極的に提案してほしい」と呼びかけた。