掲載日 : [21-02-01] 照会数 : 12344
朴安淳(76)議長立候補者所信表明
議長立候補者
朴安淳(76)現中央本部議長
しっかりしたルール作りに努力
全国の在日同胞の皆様、日頃から在日同胞社会の為、地域社会との交流発展に努めている皆様に心から敬意を表します。
現在コロナウィルス感染症の影響により、多くの経済活動が停滞し、人が集まる機会が制限され、韓国との往来すら出来ない状況です。
私達在日同胞は日本に居住して、100年以上の歴史を持ち、民団も創団75年が経過しました。その民団組織を取り巻く環境も、世代交代・少子高齢化・日本国籍者・新規定住者の増加により大きく変化して来ました。
一方この75年の間、在日同胞社会はいろいろな問題、差別が山ほどあり、同胞社会を圧迫し希望を失いかけました。しかし民団を中心として、先人達は自ら先頭に立ち、知恵を集め、汗をかき、資金を出し合い、多くの困難を克服し多くの権利を勝ち取り、差別を徐々に無くして来ました。この歴史的事実は私達が忘れてはいけない韓国人の矜持であります。
私達の願いは日本社会で、在日同胞としての生活と権利が守られ、地域社会に貢献する1人として、堂々と生きていけることです。その為にも、韓国と日本それぞれの国と国民を尊敬し信頼し合う関係でなければなりません。
しかしこの数年間は韓日関係が良好とは言えず、多くの困難が在日同胞の生活の影響を及ぼしております。そうした中でも日本の若者がK-POPを愛し、ご婦人達が韓流ドラマに夢中になり、韓国カルチャーが世界中で高い評価を受けているのは嬉しい限りです。
民団組織にとって大きな課題である、次世代の育成、組織幹部養成、自立財源の確立など、喫緊に取り組むべき課題も少なくありません。
今なお在日同胞を取り巻く問題は山積しておりますが、皆様の声を聞き、時代の変化をしっかりと分析し、民団の基本的理念を踏まえながら、しっかりしたルール作りに努める覚悟であります。
■主要組織経歴
82年~ 東京韓国青年商工会会長。
88年~ 在日韓国青年商工人連合会会長。
97年~ 東京韓国商工会議所副会長。
06年~ 在日本大韓体育会会長。
12年~ 民団中央本部 副団長(2期)。
18年~現在 民団中央本部 議長。