掲載日 : [20-02-06] 照会数 : 16103
今後も協力を約束…ロッテ辛東彬会長が民団訪問
ロッテグループの辛東彬(日本名=重光昭夫)会長が1月31日、民団中央本部を訪れ、1月19日に逝去したロッテグループ創業者であり、中央本部など民団の顧問を務めた、故辛格浩氏の弔問に対する返礼の挨拶を行った。民団中央からは呂健二団長をはじめ、朴安淳議長、鄭夢周副団長、徐元喆事務総長、辛容祥常任顧問らが応対した。
韓国での葬儀はソウル峨山病院内の葬儀場で22日まで「4日葬」が執り行われたが、日本では東京新宿区のロッテホールディングス本社に弔問所を設けた。民団関係者や財界をはじめ各界関係者が次々訪れ、死を悼んだ。
故人は団員の一人として、民団への支援・協力を惜しまなかった。民団中央本部、東京本部、新宿支部などの顧問を務め、特に民団が2001年から開始した次世代育成イベントのシンボルでも「オリニ・ジャンボリー」には毎回、お菓子やロッテワールドのチケット提供をはじめ、多くの賛助を寄せた。
呂団長は永年にわたって寄せてきた民団への賛助や協力に感謝を述べながら、辛東彬会長が故人の遺志を継ぎ、ロッテの先駆的な経営哲学をさらに発揮してくれることを期待すると述べた。
辛容祥常任顧問も「故人は韓国籍をしっかりと維持しながら日本と韓国の経済発展に大きく寄与した。民団としても大きく感謝しているし、辛東彬氏にはロッテがナンバーワン企業に導くことを期待している」と述べた。
辛会長は「私自身、在日2世でもあり、父の遺志を受け継ぎ、民団への協力を今後も続けていく気持ちだ」応えた。あわせて、3月18日に東京で営む偲ぶ会にも「ぜひご参列頂きたい」と述べた。