掲載日 : [20-02-18] 照会数 : 13935
クルーズ船同胞に生活必需品届ける…民団神奈川と横浜総領事館
民団神奈川本部の李順載団長は15日、尹喜餐駐横浜韓国総領事とともに新型コロナウイルスの集団感染が発生した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が臨時停泊する横浜大黒埠頭を訪れ、船上隔離生活が続いている韓国人乗船者14人に食品や生活必需品などを届けた。運航会社関係者に物品を伝達しながら「よろしくお願いする」という要請の言葉を残した。政府次元で準備した物品が韓国人乗船者に提供されたのは2度目で、今回は民団も協力した。
韓国外交部によると、同船には韓国人の乗客9人と乗員5人が乗船しており、乗客9人中8人が日本在住者で、韓国在住者は1人のみだ。乗員5人中、韓国在住者は2人だという。
救援物品は乗船者からの要請も受けて、17品目270点を準備した。差し入れ箱にはキムチ、カップラーメンなど食品類のほか、せっけんやシャンプーなどの衛生用品も入れられた。
民団神奈川では即席麺、エゴマの葉漬けの缶詰め、韓国のり、サムジャンなど韓国食品類と菓子類を入れた14個のショッピングバッグを準備した。袋には「韓国国民の安定と健康を祈ってます」ととのメッセージを書き添えた。
運航会社側は日本政府の統制を受けながら家族らが乗船者に個別に送る物品を受け取り、伝達している。
民団と総領事館では隔離解除時まで、船内の同胞と連絡を取り合いながら、状況により追加提供を計画している。
尹総領事は「1日2回ずつ確認しているが、韓国国民のうち感染検査を受けたり健康に異常がある人はいない」と話している。