掲載日 : [20-10-28] 照会数 : 9944
沖縄の戦没の犠牲韓国人1万人を偲ぶ…慰霊の大祭
[ 追悼辞を述べる呂健二民団中央本部団長 ]
【沖縄】太平洋戦争中に韓半島から徴兵、徴用され沖縄で亡くなった約1万人とされる犠牲者を偲ぶ韓国人戦没犠牲者慰霊大祭が24日、糸満市摩文仁の平和公園の一角に建つ「韓国人慰霊之塔」前で行われた。
慰霊祭を主催した民団沖縄県本部を代表して金仁洙団長が「私たちは二度と悲しい戦争をおこさせないこと、平和を守っていくことを毎年この場で誓ってきました。コロナ禍において人と人が物理的な距離を置くなか、心は決して離れ離れにならないよう、しっかり繋がりを持って助け合い、危機を克服していくことを決意したい」と述べた。
民団中央本部から呂健二団長と朴安淳議長、金春植監察委員らが参席。駐福韓国総領事館の南官煥副総領や九州地方協議会、県日韓親善協会の関係者ら約100人とともに沖縄戦で亡くなった韓国人戦没者に祈りを捧げた。