掲載日 : [20-11-30] 照会数 : 11258
沖縄に根付いて50年…民団本部創団記念式典開く
[ 閉会式で壇上に勢ぞろいした民団沖縄の役職員 ]
【沖縄】民団沖縄本部(金仁洙団長)は11月24日、創団50周年記念式典を那覇市内のホテルで開催した。記念事業として『民団沖縄地方本部50年史』も発刊された。同本部の周年史編纂はこれが初めて。民団中央から呉英義副団長が参席した。
金団長は新たな半世紀を見据え、「アジアの懸け橋である沖縄で韓・日両国の平和と友好、同胞と地域社会の共生と発展のため最善をつくしていきたい」と抱負を語った。
玉城デニー県知事は祝辞で、「今後とも韓国と沖縄の友好関係がより一層深まるよう民団のさらなる力添えをお願いしたい」と述べた。韓国からは韓日親善協会中央会の柳興洙会長からお祝いと激励のメッセージが届いた。席上、韓日間の友好・親善の増進と県内の韓国人権益擁護面で多大な貢献をしてきた県日韓親善協会の大城宗憲会長をはじめとする2人に李煕燮駐福岡総領事が感謝状を手渡した。
祝賀会では呉公太民団中央本部常任顧問が乾杯の音頭をとった。舞台では沖縄創作ダンス「阿摩和利」、K‐P0Pの歌やダンス、「光史太鼓保存会」による琉球舞踊などが会場を盛り上げた。
同本部の結成は1970年11月28日。アメリカから日本に施政権が返還される2年前のことだった。69年から在留同胞有志の間で沖縄韓国僑民会結成の動きが高まり、70年3月に結成準備委員会が構成された。
初代団長には解放前から居住していた権福魯氏が就任した。80年以降からは韓国から移住してきた新定住者が団員の主流を占めるようになった。