掲載日 : [21-01-06] 照会数 : 11812
NHK広島放送局 在日韓国人に対するヘイトツイートをHPから削除
[ 人権擁護部の担当者に申立書を手渡す民団広島本部の李英俊団長(昨年9月23日) ]
NHK広島放送局が運用していたツイッター企画「1945ひろしまタイムライン」への在日韓国・朝鮮人に対する問題のヘイトツイートが、昨年末にホームページ上から削除されていたことが明らかになった。
この問題は、昨年3月から始まった同放送局の「1945年にもしSNSがあったら」の企画で、韓国・朝鮮人を蔑視する内容をツイートしたもの。
「朝鮮人のやつら」、「朝鮮人の群衆がなだれこんでくる」等のヘイトツイートを昨年の6月16日と8月20日の2回にわたり、根拠も注釈もなく投稿したことに対し、民団中央本部人権擁護委員会(李根茁委員長)では、「公共放送が民族差別を扇動している」と問題視し、民団広島県本部(李英俊団長)、法曹フォーラム(李宇海会長)の三者で広島県法務局と広島県弁護士会に人権侵害救済の申入れをしていた。
今回の削除は、「当初より企画終了に合わせて閉鎖することに決まっていた」と同放送局では説明しているが、民団中央本部人権擁護委員会らの申入れが少なからずの影響を与えたものと見られる。