掲載日 : [20-10-05] 照会数 : 12255
韓国大使館、開天節を動画配信で…「こどもの日の奇跡」も
[ 開天節記念動画のタイトル ]
[ 動画を通じてあいさつを述べる南官杓駐日韓国大使 ]
[ 「こどもの日の奇跡」のアニメーション ]
[ 「愛の不時着」のヒロイン役を務めた女優の孫藝珍さんからもメッセージ ]
3日は韓国の国慶日である「開天節」(建国記念日)。駐日韓国大使館は通年、東京都内のホテルに約1000人ほどを招いて祝うレセプションを開催していたが、今年は新型コロナウイルスのため、記念動画という形で動画サイト「ユーチューブ」を通じての配信に代えた。
南官杓駐日大使のあいさつ、額賀福志郎日韓議員連盟会長、韓日議員連盟の次期会長に内定している金振杓議員、外務大臣政務官の國場幸之助らをはじめ、「愛の不時着」のヒロイン役を務めた女優の孫藝珍さんからもメッセージが寄せられた。
南大使は「今、韓日が難しい時期にあるが地理的にも文化的にも最も近い隣国であり、1000年以上の交流を通じて相互発展を続けてき協力の歴史がある」としながら、「両国を取り巻く厳しい周辺環境からも、韓日の協力はこれまで以上に欠かすことができない。互いを尊重し対話によって困難を乗り越え、新たな挑戦に向かう成熟した関係を期待する」と呼びかけた。
額賀会長は「今、日韓は新型コロナウイルス感染拡大防止と落ち込んだ経済再生のために、互いに懸命に努力している。日本は管政権が誕生した今こそ、日韓の緊密な連携が必要だ」とし、「私たち日韓議員連盟も利用国政府が協力態勢を敷くために全力で応援していくつもりだ」と強調した。
金振杓議員も「今年は韓日国交55周年の意義深い年だ。そんな中、日本では『愛の不時着』が大人気を呼び、韓国では東野圭吾さん、池井戸潤さんの小説が人気。とし、「このように互いへの理解と関心もとに話し合うことで克服できると信じている。来年に延期された東京五輪の成功に向けて韓国も力を合わせていきたい」と述べた。
このほか、日韓経済協会会長で日韓交流おまつり日本側実行委員長の佐々木幹夫氏、韓国に詳しい小此木政夫・慶應義塾大学名誉教授らのメッセージも続いた。
また、記念動画のオープニングは5月5日、親の駐在先のインドで急性白血病により容体が悪化していた5歳の韓国人女児を日本航空と大韓航空のチャーター機で無事、韓国に帰国させた、韓・日・インドの協力で実現した「こどもの日の軌跡」といわれる秘話を紹介するアニメーションで始まった。
祝賀公演としてピアニストであり音楽プロデューサーの梁邦彦、ヴァイオリニストの吉田翔平さん、チェリストの林田順平さんによる三重奏で「With to Fly(飛んでいきたい)」をはじめ、ソプラノ歌手、幸田浩子さんが東京五輪の成功を祈るメッセージを込めた楽曲「カイト」独唱などが上映された。
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