掲載日 : [20-10-14] 照会数 : 12198
朝鮮王朝時代のガラス行灯を商品化…文化財庁
[ 国立古宮博物館提供 ]
韓国の文化財庁国立古宮博物館は、韓国文化財財団と共同で朝鮮王朝時代に王室の夜の宴会で使われた四角いガラスの行灯を文化商品として一般販売する。博物館と韓国文化財財団が運営する文化商品売場で販売する予定で価格は未定。
ガラス行灯は、朝鮮王室で夜の宴会場を照らすためにかけた照明だ。記録に残る最初の夜の宴は1828年だが、ガラス行灯は1829年から使われ、特に1848年に開かれた夜の宴に使われたガラス行灯は王室の歴史書に絵と使い方の説明が記録されている。現在、国立古宮博物館には、この四角いガラス行灯をはじめ、類似した形の他の行灯も所蔵されている。
ガラス行灯は漆塗りをした木枠の四方にガラスをはめ込み、ガラスには花、蝶、木などの絵が描かれている。 枠には針金や紐を結び、宮殿の屋根の軒にかけた。
今回の文化商品は、四角ガラス行灯の特徴を活かしながら、手軽に完成できるDIY商品として発売する。