文化体育観光部による検討を経て中央災難安全対策本部が承認すれば、国家代表選手らは3月末に選手村を出てから約8カ月ぶりに再び入村することになる。
大韓体育会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今年7月に開催予定だった東京五輪が1年延期されたことを受け、選手や指導者に休暇を与えるとともに、施設の防疫のため選手村の運営を一時中止した。鎮川の選手村でトレーニングを行っていた代表選手らは3月末に選手村を後にした。
大韓体育会は再入村に向けたマニュアルを準備し、6月と9月に選手の入村を試みたが、そのたびに各地でクラスター(感染者集団)が発生し、やむを得ず入村を延期。先ごろ政府が新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを第2段階から第1段階に引き下げたことから、選手村の運営を再開することを決めた。
中央災難安全対策本部が最終的に許可すれば、選手は東京五輪を約9カ月後に控えて選手村に入り、本格的なトレーニングを開始することになる。
大韓体育会によると、これまでに15~17種目の選手が入村を申し込んだ。
このうち選手村の施設の利用が必須となる水泳、体操、自転車の選手が優先的に入村対象に選ばれる。
大韓体育会は、防疫指針を徹底的に順守するため外部でのトレーニングを並行して行い、選手村で生活する人数を250人程度に絞る方針だ。
【聯合ニュース】
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