掲載日 : [20-10-15] 照会数 : 11444
青年会ワークショップ来月5都市で中継開催…「未来はつながる2020」テーマに
在日韓国青年会中央本部(鄭昇栄会長)では、来月28日㈯に、全国5カ所を拠点にオンラインワークショップ「在日同胞青年ワークショップ~未来はつながる2020~」を開催する。
①学びと連帯を強化する場を提供②会活動に対する動機向上および青年自身のステップアップ③活動者・幹部候補の発掘が大きな目的だ。2月の中央大会で決定していた全国方針のひとつで、当初は9月に九州一円で開催する予定だったが、新型コロナウイルスの関係で11月に延期し、5カ所によるオンライン方式に修正した。
この間、各地方を巡回しながら企画などの協議を重ねてきた鄭会長は「青年会は結成から43年を迎え、中央や地方問わず、年々運営の厳しさが増している。特に地方本部の縮小が加速化しており、この苦境を乗り越えるためにも、本会が同胞青年ひとり一人にとって価値あるものとならなければならない。そのためにも、中央と地方が一丸となって、参加する青年が考える学びや、青年同士の連帯を強化する場を提供する必要がある。青年自らが内発的に行動する事をめざし、活動者や幹部が根付く機会したい」と意欲を見せている。
開催地は神戸、浜松、仙台、大津、長崎の5カ所。神戸をメーン会場に他の4カ所はオンライン中継するハイブリッド方式を計画している。新型コロナウイルス感染防止のため各グループ(開催都市)キャパシティの定員を20人程度にした。
企画内容は「学び」と「連帯」を調和し、在日次世代たちによる「ゲスト公演」と「全体企画」をミックスした。
金剛学園舞踊部、建国高校伝統芸術部による韓国民族舞踊とサムルノリでオープニングし、ゲスト公演として①立命館大学応援団吹奏楽部の演奏②京都府宇治市出身の大道芸人で在日3世のちゃんへんのジャグリングショー&トークライブ③在日3世のテコンド日本代表選手でもある江畑秀範(金秀範)のユニットチームによるテコンド演舞を楽しむ。
「全体企画」では「青年会が目指す未来(仮)」をテーマにしたグループディスカッションで青年会の未来像や魅力などを語り合うほか、自身が経験したことをプレゼン方式で発表し、参加者同士が共感できる場とする「在日青年マイストーリー」のあと、フィナーレである「リレー企画」で参加者がともに協力し、一つのものを作り上げ、団結力の強化を図る企画を準備している。
参加対象は韓半島にルーツを持つ18歳~35歳の青年。参加費は日帰り者は5000円で、宿泊者は1万円。11月19日まで受け付ける。青年会ホームページ内に設置した
専用サイト(seinenkai.org/workshop)で申込みが可能だ。