掲載日 : [20-10-15] 照会数 : 10364
韓日関係改善で意見交換…民団と公明党
[ 公明党の山口那津男代表らを面談した民団中央本部の呂健二団長ら(10月15日) ]
[ 韓日関係の改善などついて意見交換する民団と公明党 ]
民団中央本部の呂健二団長は15日午後、公明党の山口那津男代表らと面談し、この間の新型コロナウイルスの支援策についての意見交換を行った。
この日、民団からは呂団長、鄭夢周副団長、徐元喆事務総長らが東京都内、新宿区南元町の公明会館を訪れ、山口代表をはじめ石井啓一幹事長、竹内譲政調会長、国重徹衆議院議員が応対した。
冒頭、山口代表が新型コロナウイルス事態から人々の命を救うため、医療の最前線で活動をしている日本の医療従事者が極度に不足していた民団が医療用防護服、フェイスシールド、手袋などを5月と6月に分けて韓国から取り寄せて医療機関に寄贈したことについて謝辞を述べた。
呂団長は「日本国民と同様に私たち在日同胞の命を守っているのが日本の医療機関と医療従事者。同じ地域住民として支援するのは当然のこと」と応えた。
あわせて、「一律10万円給付金」の外国籍住民への支給と「パチンコ業へのセーフティネット対象」の実現に向けて、公明党が強く働きかけてくれたことへの謝意を述べた。
呂団長はさらに、昨年から悪化が続いている韓日関係について、「韓日議員連盟の新会長就任、管政権発足の今だからこそ、公明党が後押しとなって関係改善の糸口を開いてほしい」と要望した。
山口代表は「新しい韓日議員連盟のみなさんとも緊密に連絡を取りながら関係改善に努めていきたい」と応えた。